【速報】大分で大規模火災170棟以上が延焼!76歳男性と連絡取れず自衛隊ヘリも消火活動に
18日午後、大分市佐賀関の住宅密集地で発生した大規模火災は、一夜明けた19日も鎮火せず、消火活動が続けられています。この火災により、住宅など170棟以上が延焼する甚大な被害が確認されており、現在、76歳の男性1人と連絡が取れていない状況です。多数の住民が避難を余儀なくされ、地域は緊迫した状況に包まれています。
自衛隊ヘリも出動!空からの消火活動続く
事態の深刻さを受け、防衛省は19日午前、大分県からの大規模火災における災害派遣要請を受理しました。
陸上自衛隊の西部航空方面隊所属の多用途ヘリコプターUH1ヘリが佐賀県の目達原駐屯地から派遣され、すでに午前中から空中からの消火活動を開始しています。地上からの消防活動に加え、空からも消火の最前線に立ち、一刻も早い鎮火を目指しています。
住宅街を襲った炎170棟以上が延焼し76歳男性と連絡取れず
火災が発生したのは18日午後5時40分ごろ。「家が燃えている。風が強く吹いている」との通報を皮切りに、炎は瞬く間に拡大しました。現場は豊後水道に突き出した半島の住宅密集地であり、密集した家屋が延焼を加速させたものとみられています。
県によると、これまでに170棟以上の建物に延焼が確認されており、付近の住民からは「『火事や』って飛び込んできた人がいて、真っ赤でしょう。前が燃えているなと思って。よく見たら奥の方も真っ赤やったし」と、当時の状況を語る声が聞かれました。
この火災で、現場近くに住む76歳の男性1人と連絡が取れておらず、警察と消防が安否確認を急いでいます。
また、19日午前6時現在で115世帯175人が避難しており、およそ350戸が停電に見舞われるなど、住民生活にも大きな影響が出ています。
強風と乾燥が延焼を加速か懸命な消火活動に総力
火災発生当時、大分市では冬型の気圧配置のため、17日から強風注意報が出されていました。18日午後4時前の湿度は37%とこの秋3番目の低さで、空気の乾燥が著しかったことが、火の勢いを強めた一因とみられています。
現地の映像からは、強い風にあおられて火の粉や煙が真横に流れる様子が確認され、近くの山林への延焼も確認されています。消防車15台が出動し、消防隊員が昼夜を問わず懸命な消火活動を続けていますが、強風と乾燥という厳しい条件下での作業が続いています。19日明け方まで強風に注意が必要であり、引き続き最大限の警戒が呼びかけられています。
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