ひとひら、待望のセカンドアルバム『円』リリース!ルーツに迫るメンバー全員インタビュー!
エモ、ポストロック、シューゲイザーといった多様な要素を織り交ぜ、オルタナティブなバンドシーンで頭一つ抜けた存在感を示す4人組ロックバンド「ひとひら」。彼らがセカンドアルバム『円』を完成させ、そのリリースを記念してキャリア初となるメンバー全員インタビューに応じました。
『円』が描く独自の音楽世界:エモ、ポストロック、シューゲイザーを昇華
「ひとひら」の音楽は、インストバンドからも大きな影響を受けたツインギターによる緻密なアレンジが特徴。そこにボーカル・ギターの山北せなのポップなメロディーが乗り、死生観を含む哲学的な歌詞と組み合わさることで、確かなオリジナリティを確立しています。山北は以前、歌うのが得意ではないと感じていたそうですが、今作では「歌もしっかり歌としてあり、ギターでも歌うようなフレーズを意識している」と語り、表現の幅を広げていることが伺えます。
結成秘話:高校の軽音部「夕暮れ八時」から続く軌跡
彼らの音楽の原点は、山北、古宮、吉田が中高の同級生として活動していた高校の軽音楽部。「夕暮れ八時」というバンド名で活動をスタートし、KANA-BOONのコピーから、オリジナル楽曲の制作に力を入れていたそうです。ボーカル・ギターの山北せなは「高2の後半くらいからはきのこ帝国の影響でシューゲイズ的な音楽を好むようになって、そっち方面のアプローチを取り入れた楽曲を作ることが多くなってました」と、初期からオルタナティブなサウンドを追求していたことを明かしました。
インストバンドからの影響は絶大!メンバーそれぞれのルーツを探る
「ひとひら」のサウンドを形成する上で欠かせないのが、インストバンドからの影響です。山北せなは「大学に入ってからインストバンドを掘るようになって、こういう表現をやりたいなと思いつつ、インストに影響を受けたサウンドを軸に、そこに歌も乗せていったら、オリジナリティあるものになるよなって」と語ります。特にcetowやtoe、そして1inamillionからの影響が大きいとのこと。
メンバーそれぞれが影響を受けたアーティストは多岐にわたります。
・山北せな(Vo,Gt):thecabsの高橋國光さんを挙げ、「ステージでこそ輝く人だな」と尊敬の念を抱いています。
・古宮康平(Gt):ほぼcetowで構成されていると語り、高校から大学にかけては田渕ひさ子さんのサウンドにも影響を受けていました。
・梅畑洋介(Dr):初めてコピーしたのはONEOKROCKのTomoyaで、現在のプレイスタイルには元KOTORIの細川千弘さん、AgeFactoryのマシコナカトさん、The1975のジョージ・ダニエルさんからの影響が大きいと語っています。
・吉田悠人(Ba):初のCDはONEOKROCKで、大学でのターニングポイントとしてマヒトゥ・ザ・ピーポーに衝撃を受けました。また、シャウトの持ち味は高校でSiMをコピーした経験が原点だと明かしました。
緻密なサウンドと哲学的な歌詞、そしてポップなメロディーが融合した「ひとひら」のセカンドアルバム『円』。彼らのルーツを知ることで、アルバムをより深く楽しめること間違いなしです。11月30日から始まるツーマンツアーでの彼らのパフォーマンスにも期待が高まります!
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