高市首相、衆院選当選議員へ「当選のねぎらい」カタログギフト配布…野党からは批判の声も
高市早苗首相が、先日行われた衆議院選挙で当選した自民党議員全員に「当選のねぎらい」としてカタログギフトを配布したことを自身のSNSで明らかにしました。この件について、政治資金を巡る問題との関連性や、過去の事例との比較など、様々な視点から議論が巻き起こっています。
カタログギフト配布の経緯と高市首相の説明
高市首相はSNS上で、今回のカタログギフト配布について「厳しい選挙を経て当選したことへのねぎらいの気持ちも込めて(自身が支部長の)政党支部として品物を寄付した」と説明しています。また、「政党交付金は一切使用することはない」と強調し、資金源については問題がないことを明確にしました。
複数の自民党関係者によると、カタログギフトの金額は数万円程度で、「社会通念上問題ないレベル」とのこと。政府関係者も「法律に抵触するものではない」との認識を示しています。
過去の事例との比較と野党の批判
今回の件では、昨年3月に石破茂前首相が当選した新人議員に10万円相当の商品券を配布したことが問題視された事例が想起されます。日本テレビ報道局特別解説委員の小栗泉氏は、今回のケースとの違いについて「石破さんは首相個人として、新人議員に配ったのに対して、今回は、支部を通して当選した議員全員にカタログギフトを配った」と指摘しています。
小栗氏はさらに、「いずれも、ポケットマネーからで、政党交付金は使っていないということなので、法的には政治資金収支報告書に記載さえすれば、問題ありません」としながらも、当選議員全員(316人)への配布額が316万円に上る可能性を指摘。政治とカネの問題についてのけじめがつけられているのか、という疑問を呈しています。
今後、国会での予算委員会などで、野党からの批判の声が上がることは避けられないでしょう。今回のカタログギフト配布が、今後の政治議論にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。