高市早苗首相、当選祝いにカタログギフト?のし紙に個人名…専門家「個人のため?」
自民党総裁の高市早苗氏の事務所が、衆院選で当選した議員300人以上に当選祝いとしてカタログギフトを配布していた問題が波紋を呼んでいます。ギフトののし紙に高市氏の個人名が記載されていた点に、専門家からは疑問の声が上がっています。
問題の概要:1千万円相当の“ねぎらい”
高市氏の事務所は、自民党の地方支部(奈良県第2選挙区支部)の資金を原資に、約1千万円相当のカタログギフトを当選議員に配布しました。高市氏は「法令上の問題はない」と説明していますが、その妥当性について議論が起きています。
のし紙に個人名?専門家が指摘する問題点
政治資金問題に詳しい日本大学名誉教授の岩井奉信氏は、ギフトののし紙に高市氏の個人名が記載されていた点を問題視しています。「本来、政党の資金は支持拡大など公益のために使われるべきなのに、高市氏個人のために使われたのではないか」と指摘し、過去に同様の問題で批判を受けた石破茂氏(当時総裁)のケースと比較しています。
石破氏は以前、初当選した自民党議員に商品券を配布した際、「ポケットマネー」で支払ったと説明しましたが、個人からの政治献金禁止に抵触するのではないかという批判を受けました。岩井氏は「今回の高市氏のケースも大枠では石破氏のケースと一緒であり、『商品券問題であれだけ問題になったのに反省はないのか』との批判は免れない」と述べています。
政治資金のあり方への疑問
政党が扱う資金は非課税となる一方、今回のケースのように当選祝いに充てられることへの疑問も呈されています。岩井氏は「民主主義のために使われるべき資金を、当選祝いに使うのは妥当なのか」と問いかけ、ギフト総額1千万円という金額についても「市民の感覚とかけ離れている」と指摘しています。
今回の問題は、政治資金の透明性や、その使途の適正性について改めて議論を深めるきっかけとなるかもしれません。今後の高市氏の説明や、自民党としての対応が注目されます。