奇跡のW杯出場!スコットランド主将ロバートソン、亡き同僚ジョッタへの思いを吐露「ずっと頭から離れなかった」
28年ぶりの歓喜!スコットランド代表、劇的勝利でW杯2026出場決定!
2026年FIFAワールドカップ欧州予選・グループC最終節が18日に行われ、スコットランド代表が28年ぶり7大会ぶりとなるワールドカップ出場を決めました。首位デンマーク代表との直接対決となったこの試合は、スコットランドがリードしデンマークが追いつく展開のまま、後半アディショナルタイムに突入。しかし、90+3分にキーラン・ティアニー、そして90+8分にはケニー・マクリーンが立て続けにゴールを奪い、4-2という劇的な勝利を収めました。
この勝利により、スコットランド代表は最終節で首位に立ち、歴史的なW杯出場権を獲得しました。
主将ロバートソンが明かした胸中「精神的にはボロボロだった」
フル出場を果たしチームを牽引した主将のアンドリュー・ロバートソン選手(リヴァプール所属)は、試合後に喜びを語るとともに、胸の内を明かしました。
「まさにこのチームの真骨頂だった。決して諦めなかった。最後まで、そして最もクレイジーな試合の一つとなるまで、ひたすら戦い続けた」と激闘を振り返り、「国を苦しめてきたけど、その甲斐はあったと確信している。ワールドカップに出場できるのだからね」と国民への思いを滲ませました。
さらにロバートソン選手は、自身の精神的な状態についても告白しています。「うまく隠してきたけど、今日は本当に心が痛んだ。この年齢でワールドカップに出場できるのは最後のチャンスになるかもしれないとわかっていたからね」と、計り知れないプレッシャーの中で戦っていたことを明かしました。
急逝したリバプール同僚ディオゴ・ジョッタへの深い思い
また、ロバートソン選手は試合中、今年7月に自動車事故で急逝したリヴァプールの同僚、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ氏のことを「ずっと頭から離れなかった」と明かしました。
「今日はディオゴ・ジョッタのことを忘れることができなかった」と語るロバートソン選手は、「僕たちはワールドカップについて一緒にたくさん話してきた。彼はカタール(前回大会)をケガで出場できず、僕も出られなかった。スコットランドは出場していないから、W杯に出るということはどういうことなんだろうと一緒に話していた」と、亡き友との絆を振り返りました。
そして、「だから、彼はきっとどこかで僕を見て笑ってくれていると思う。今日は本当に一日中、彼のことばかり考えていて、自分の部屋ではちょっとしたトラブルになっていた」と、親友への募る思いを吐露しました。
チームと監督への感謝「人生で最高の夜の一つ」
そんな中で掴んだ28年ぶりのW杯出場。ロバートソン選手はチームメイトとスタッフへの絶大な信頼と感謝を述べました。
「この選手たち、このグループのスタッフ、僕がこれまで関わってきた中で最高のグループだよ」とチームを称賛。
さらに、試合前の監督のスピーチについても言及しました。「試合前の監督のスピーチは信じられないほど素晴らしかった。彼は僕たちが経験してきた素晴らしい瞬間を語ってくれた。EURO予選の時だった。彼はよく覚えていなかったけど、驚くべきところにいた。彼はまた同じ試合をやろうと言った」と語り、「僕たちは本当に感動した。彼とスタッフ、そして家族全員のためにこのような試合ができたことは、僕の人生で最高の夜の一つとして記憶に残るだろう」と締めくくりました。
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