世界が認めた究極の1本!IWSC栄誉リスト入り「ブラントン」の魅力を徹底解説
お酒好きなら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
世界中のワインとスピリッツを厳正に審査する、インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC)をご存知ですか?
このIWSCが新たにスタートさせた「Top50WineandSpiritProducers」プログラムは、ただメダルを取るだけでなく、毎年、安定して最高品質のボトルを世に送り出すすごい生産者にスポットを当てています。
権威あるIWSCってどんな大会?「Top50」プログラムのすごい基準
ロンドンを拠点に、1969年から続くIWSCは、今や90カ国以上から数千点ものお酒が出品される、まさに酒類業界のワールドカップ!
プロの審査員たちが「ブラインド・テイスティング」という方法で、ブランド名に惑わされずに公平に評価しているんです。
「Top50」プログラムの「栄誉リスト」に名を連ねるには、過去5回の大会で少なくとも3回は金メダルを獲得しているという、超厳しい条件をクリアしなきゃいけません。
つまり、一発屋ではなく、常にトップレベルの品質を維持しているブランドだけが選ばれるんです。
世界が認めた!栄誉リスト入りの超希少バーボン
想像してみてください。何千もの出品の中から、この厳しい条件をクリアできたのはたった46銘柄。
その中でもバーボンは、なんと2銘柄だけでした!
今回はそのうちの1本、まさに伝説級のバーボン「ブラントン・ストレート・フロム・ザ・バレル」に焦点を当てて、その魅力に迫ります。
「ブラントン・ストレート・フロム・ザ・バレル」伝説の始まり
ブラントンは、現代バーボン史において欠かせない存在です。
1984年、当時のマスター・ディスティラーだったエルマー・T・リー氏が、師匠であるアルバート・B・ブラントン大佐にインスパイアされて誕生しました。
バーボンがまだ今ほど人気ではなかった時代に、「シングルバレル」という画期的なアイデアを世に広めた先駆者なんです。
ケンタッキー州フランクフォートにあるBuffaloTrace蒸溜所の「WarehouseH」という特別な貯蔵庫で、厳選された樽から作られるのが特徴です。
知ってた?「ブラントンSFTB」の秘密のレシピと希少性
「ストレート・フロム・ザ・バレル(SFTB)」は、ブラントンの中でも特に力強く、妥協のない味わいが楽しめます。
これはBuffaloTraceの「ハイライ(高ライ麦)マッシュビル#2」という配合レシピで作られていて、一般的にはトウモロコシ60%、ライ麦15%、モルト大麦25%だと考えられています。
熟成年数は明記されていませんが、だいたい6~9年。
アルコール度数も樽ごとに異なり、60~67%(120~135プルーフ)とかなり高め!
そして、水で薄めず、冷却ろ過もせず、樽からそのままボトリングされるのが特徴です。
元々は日本やヨーロッパ、免税店向けに限定されていたため、その希少性が「幻のバーボン」としての地位を確立しました。
ボトルには一つ一つ異なる樽番号や瓶詰日、プルーフが記載されていて、まさに世界に一つだけのバーボンを手に入れる感覚が味わえます。
テイスティング!「ブラントンSFTB」の香りと味わいを徹底解説
では、実際にどんな味わいなのか、一緒にテイスティングしてみましょう!
【香り】
ボトルを開けた瞬間、まず感じるのはとっても芳醇で甘~い香り。
ダークキャラメル、バタースコッチ、ブラウンシュガー、バニラ、そして焦がしたマシュマロのような、何層にも重なる複雑な甘さが特徴です。
オレンジピール、焼きリンゴ、ダークチェリー、レーズン、ドライフィグといったフルーティな香りが気分を上げてくれます。
少し水を加えると、アルコールのツンとした感じが和らぎ、甘い蜂蜜やシトラスオイル、枯れたオーク、控えめな花の香りが顔を出します。
【味わい】
口に含むと、その力強さとフルボディな質感が伝わってきます。
甘くてオイリー、口の中いっぱいに広がる噛み応えのあるテクスチャーは感動もの!
糖蜜、ダークハニー、キャラメルコーン、バニラクリーム、トフィー、ダークチョコレート、オレンジマーマレードのような風味が次々と現れます。
ハイライ由来のスパイシーさ、例えばシナモン、クローブ、黒胡椒、ほのかなミントがアクセントに。
枯れたオーク、木炭、シガーボックス、トーストしたココナッツ、ローストピーカンといった、奥深い香ばしさも楽しめます。
水を少量加えると、ビロードのような、ほとんどシロップのような質感に変わり、甘さと柑橘系のニュアンスがさらに際立ちます。
【フィニッシュ】
飲み終わった後も、その余韻は極めて長く続きます。
ダークキャラメル、カカオ、オレンジピール、焦がしオーク、ベーキングスパイス、レザー、そして淡いハーブ系のタバコのニュアンスがゆっくりと消えていきます。
穏やかなタンニンが心地よい渋みを残し、いつまでもその感動に浸っていたくなります。
いかがでしたか?
IWSCの栄誉リストに選ばれた「ブラントン・ストレート・フロム・ザ・バレル」は、まさにバーボンの最高峰。
特別な日に、大切な人と、じっくりとその深い味わいを体験してみてはいかがでしょうか。
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