トップクリエイター直伝！パリメゾンで輝く日本人たちの成功術【後編】

憧れのパリで活躍！世界を舞台にする日本人クリエイターたちのリアルとは？

日本の専門学校や美術大学を卒業後、現在はフランス・パリのトップメゾンで活躍する3名の日本人クリエイターによるスペシャル鼎談。FASHIONSNAPがお届けするこの企画、前編ではパリでのキャリアの出発点やメゾンでのリアルな悩みについて深掘りしましたが、後編ではさらに踏み込んで、プライベートと仕事の両立、人間関係・コミュニケーション、そして未来を見据えたキャリア形成について語っていただきました。
自身のポジションを確立した3人が、今を生きる若い世代に伝えたいメッセージとは一体何なのでしょうか？

知られざるトップメゾンの世界！登壇者プロフィールをご紹介

今回の鼎談に参加してくれたのは、ファッション業界の最前線で活躍する3人のスペシャリスト。

左：吉田隼さん（モデリスト）
文化服装学院卒業後、日本での経験を経て渡仏。ニナリッチでデザイナーとして活躍後、ディオール、サンローラン、ランバンなど名だたるトップメゾンでモデリストとしてのキャリアを重ね、現在はサンローランのアトリエで手腕を発揮しています。後進の育成にも積極的で、日本の専門学校での特別講義やメディア出演も多数。

中央：豊嶋慧さん（ファッションデザイナー／クリエイティブディレクター）
某ラグジュアリーブランドでランウェイコレクションを担当するシニア・デザインコンサルタント。66°Northではクリエイティブディレクターとしてブランド100周年プロジェクトを指揮した経験も。ボッテガ・ヴェネタ、ハイダー・アッカーマン、メゾン・マルタン・マルジェラなど、数々のメゾンでメンズのヘッドデザイナーを歴任してきました。近年は写真・アートワークにも活動の場を広げ、パリで写真展も開催しています。

右：菅さつきさん（モデリスト）
文化服装学院卒業後、日本でパタンナーとして7年間勤務。27歳でロンドン、その後パリへと拠点を移しました。小規模ブランドでの経営にも携わり、多様な国籍のメンバーをまとめるマネジメント経験も豊富。現在は大手メゾンでモデリストとして活躍しています。

三者三様のキャリアパスを歩んできた彼らが、今、若い世代に伝えたいこととは？

ワークライフバランスと人間関係の秘訣：パリでのリアルな働き方

後編の大きなテーマの一つは、仕事とプライベートの両立、そして職場で欠かせない人間関係・コミュニケーションの取り方。パリのトップメゾンという多国籍な環境で働く中で、彼らはどのようにして自身のワークライフバランスを保ち、多様なバックグラウンドを持つ同僚と円滑な関係を築いてきたのでしょうか？

日本とは異なる労働文化や価値観の中で、それぞれのクリエイターが実践してきた工夫や、チームで働く上で「これだけは外せない」というコミュニケーションの極意について、具体的なエピソードを交えながら語っていただきました。異文化の中での人間関係構築は、ファッション業界だけでなく、全てのビジネスパーソンにとって参考になるはずです。

夢を叶えるキャリア形成：挑戦し続けることの大切さ

そして最後に、彼らが自身のキャリアを築き上げてきた道のりと、これからファッション業界を目指す若い世代へのメッセージ。吉田さん、豊嶋さん、菅さんの三人は、日本での経験を礎に、果敢にパリへと飛び出し、試行錯誤を繰り返しながら自身の専門性を磨いてきました。

「チャンスは自分から掴みに行くもの」「失敗を恐れずに挑戦し続けること」「常に学び、自分をアップデートしていくこと」――。彼らの言葉からは、ただ技術を磨くだけでなく、変化を恐れず、情熱を持って仕事に取り組む姿勢がいかに重要であるかが伝わってきます。研鑽の末に自分のポジションを確立した彼らが、今、若い世代に伝えたい「成功の秘訣」は、夢を追いかける全ての人にとって大きなヒントとなるでしょう。

＞＞＞3人のキャリアの出発点やメゾンで働く上での悩みなど、業務におけるリアルを聞いた【前編】はこちら

あなたの夢を現実に！トップクリエイターからのメッセージ

パリのトップメゾンで活躍する日本人クリエイターたちの鼎談、いかがでしたでしょうか？「ファッション業界で成功するために必要なこと」は、単なるスキルだけではなく、仕事とプライベートのバランス、良好な人間関係、そして何よりも諦めない挑戦心にあることが見えてきました。

この物語が、これから世界を目指すあなたの一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。彼らのように、あなたも夢を追いかけ、世界を舞台に活躍する日が来るかもしれません。ぜひ、前編と合わせてご覧いただき、彼らのリアルな言葉から多くのインスピレーションを受け取ってください。