『テイルズオブエクシリアリマスター』2025年10月30日発売決定!ダブル主人公の物語が最新ハードで蘇る
シリーズ30周年を目前に控え、多くのファンに愛され続けてきた「テイルズオブ」シリーズ。
そのちょうど中間点となる15周年記念作品として登場した不朽の名作『テイルズオブエクシリア』が、待望のリマスター版として2025年10月30日に発売されることが決定しました!
シリーズ初のダブル主人公「ジュード」と「ミラ」が織りなす“揺るぎなき信念のRPG”が、NintendoSwitch、PlayStation®5(PS5)、XboxSeriesX|S、PC(Steam)向けに現世代機で鮮やかに蘇ります。
『テイルズオブエクシリア』とは?その魅力と進化の歴史
2011年に発売された『テイルズオブエクシリア』は、シリーズ初のダブル主人公制を採用し、医学生のジュードと精霊の主ミラの二つの視点から物語を描く斬新な試みが話題を呼びました。
キャラクターの頭身アップや、仲間との連携が鍵となる“DR-LMBS(ダブルレイドリニアモーションバトルシステム)”など、多くの変革が行われた意欲作です。
「精霊と人間」「繁栄と衰退」「敵と味方」といった“対”の関係性を軸に展開する群像劇は、多くのプレイヤーを魅了し、“揺るぎなき信念のRPG”として今なお語り継がれています。
リマスター版でさらに遊びやすく!新機能と改善点に注目
今回発売されるリマスター版では、単なるグラフィックの強化にとどまらない、快適なゲーム体験を実現するための数々の改善が施されています。
主な注目ポイントは以下の通りです。
- 4K対応:美麗なグラフィックで『エクシリア』の世界を堪能。
- 各種ユーザビリティー向上:より直感的な操作感と快適なプレイ環境を実現。
- オートセーブの実装:もしもの時も安心、セーブし忘れの心配なし。
- エンカウントOFF機能:探索をスムーズに進めたい時に役立つ。
- 道中のダッシュ機能:広大なフィールドをより快適に移動。
- DLCの収録:オリジナル版で配信された豊富なダウンロードコンテンツを最初から楽しめる。
- 「強くてニューゲーム」要素のグレードショップを最初から解放:周回プレイがさらに楽しく!
- リバーシブルジャケット:いのまたむつみ先生、藤島康介先生の描き下ろしイラストと当時のパッケージイラストを両方楽しめる豪華仕様。
これらの新機能により、初めてプレイする方から、すでに何度もクリアしたというベテランの方まで、誰もが新たな気持ちで『エクシリア』の世界に没頭できること間違いなしです。
豪華声優陣が語る!ジュード役・代永翼さん&ミラ役・沢城みゆきさんミニインタビュー
リマスター版の発売を記念し、ジュード・マティス役の代永翼さんと、ミラ=マクスウェル役の沢城みゆきさんが当時の思い出を語っています。
ジュード役・代永翼さん:まっすぐな好青年の成長と“リアル”な演技への挑戦
代永さんは、オーディションの際に藤島先生のイラストと「魔神拳」のセリフで「もしかして『テイルズオブ』!?」と直感したそうです。
ジュードについては「本当にまっすぐで誰にでもやさしく、頭の回転も早く柔術も使える好青年」と語り、ミラや仲間との出会いを通じて成長していく姿が魅力だと強調しています。
収録時には「アニメのお芝居ではなく、リアルを追求したお芝居にしてほしい」というディレクションに苦労されたエピソードや、専門用語の発音に悩んだ思い出も明かされました。
テイフェスなどのイベントでは、冷静なツッコミ役に回ることが多い「優等生ちゃん」としてのジュード像を維持しているとのことです。
ミラ役・沢城みゆきさん:精霊の主の気品と人間の心の葛藤
沢城さんは、オーディションではなく依頼で役を演じることになったと語り、「テイルズオブ」シリーズという響きに重みを感じたそうです。
ミラについては、いのまた先生の素敵なデザイン、使命を全うする凛々しさに加え、人間の世界を知らない赤ちゃんのような無垢な好奇心を持つ一面を魅力として挙げています。
収録では、頂点に立つ者でありながら私欲がなく、人間に近づきつつも人外の気品を保つというバランスの難しさに言及し、「根気強さを求める作品だった」と振り返っています。
テイフェスでは、キャラクター性を維持しつつも、ユーザーとの「あそび」の部分を楽しんでいるそうで、ミラの「食いしんぼう」な一面がフィーチャーされることも多いと語りました。
オリジナル版開発スタッフが語る『エクシリア』制作秘話
当時の開発メンバーも、それぞれの立場で作品への思い入れや苦労を語っています。
アートディレクターの奥村大悟氏は、木造都市「ラ・シュガル」のデザインや、いのまたむつみ先生とのミラデザインに関するやり取りの思い出を披露。
UIゲームデザイナーの植松弘樹氏は「リリアルオーブ」の華やかなUIや、ニ・アケリアの環境音に注力したと語っています。
キャラクターモデル担当の武者匡彦氏は、表情作成や演技に力を入れたこと、リードゲームデザイナーの田中成昌氏は、シリーズ初の全編3Dカメラで世界の広がりを感じてほしいと述べています。
バトルディレクターの穴吹健児氏は、ダブル主人公ならではの「ふたりでカッコよく戦うバトル」へのこだわりを強調し、背景セクションリードの梶原優子氏は、フィールド探索の楽しさや、ニ・アケリアのイベントの丁寧さに言及しました。
演出・絵コンテ担当の渋江康士氏は、リアル等身への変化に伴うナチュラルな動きの表現や、ufotable初参加のアニメ制作との連携を振り返っています。
それぞれの担当者が、『エクシリア』がシリーズに新たな風を吹き込んだ挑戦的な作品であったことを示しています。
『テイルズオブ』シリーズIP総合プロデューサー・富澤祐介氏インタビュー:リマスタープロジェクトの現在と未来
シリーズIP総合プロデューサーの富澤祐介氏は、リマスタープロジェクトの方針について、「さまざまな時代の作品を並行してデータチェックし、開発着手できるものから進め、完成が見通せたタイトルから順次発表・発売を行う」と説明。
現在、2本以上のタイトルが開発途上にあることを明かしつつ、今後もリマスタープロジェクトを継続していく意向を示しました。
次回のリマスタータイトル発表は「わりと近い……つもりでいます」と意味深なコメントも残しており、今後の続報にも期待が高まります。
また、現在の「テイルズオブ」シリーズのユーザーの海外比率が7割を超えていることにも言及し、グローバル市場において「キャラクターを愛する気持ちに国や地域差はない」との考えを述べました。
新作についても「つねに考え、手を動かし続けている」とし、30周年に続き、40周年、50周年とシリーズが長く続いていくことを願うメッセージを寄せました。
『エクシリア』の魅力については、「精霊と人間というおなじみの設定を、ふたりの主人公、ふたつの立場から描く“シリーズらしさ”と“新しい取り組み”のハイブリッドな作品」であると語り、共鳴術技の多様さを必見ポイントとして挙げています。
リマスター作業では、データサルベージや解析に苦労したものの、発売から15年が経った今、『エクシリア』をリマスターとして遊ぶ意義は大きいと強調しました。
さらに、ファンが待ち望む『テイルズオブエクシリア2』のリマスターについては、「まだ途上にある」としつつも、今後の進展に期待を持たせるコメントを残しています。
まとめ
シリーズ15周年記念作品として、数々の挑戦を盛り込んだ『テイルズオブエクシリア』。
リマスター版では、単なるグラフィックの向上だけでなく、現代のプレイヤーが快適に楽しめるための機能が多数追加され、新たな魅力を放っています。
ジュードとミラの二つの視点から描かれる壮大な物語を、この機会にぜひ現世代機で体験してみてはいかがでしょうか。
過去にプレイした方も、初めて触れる方も、最新の技術で蘇った「揺るぎなき信念のRPG」を心ゆくまでお楽しみください。
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