AIとHPCが牽引!エヌビディア、過去最高の売上・純利益を更新!株価も急騰、CEOは「AIバブル」を一蹴
AI(人工知能)やHPC(高性能計算)分野への投資が世界的に加速する中、日本の理化学研究所(理研)が量子とHPCの連携基盤向けスーパーコンピューターのシステム構成を決定するなど、この分野の動向に注目が集まっています。そうした背景の中、AI半導体の巨人として知られるアメリカの半導体メーカーエヌビディア(NVIDIA)が、直近の3カ月間の決算を発表。売上高と純利益がともに四半期として過去最高を記録し、市場を大きく沸かせました。
驚異的な成長!エヌビディア、売上高8.9兆円、純利益5兆円超え
エヌビディアが発表した直近3カ月間の決算によれば、売上高は前年の同じ時期と比べて62%増となる570億600万ドル(日本円でおよそ8兆9500億円)に達しました。純利益も前年比65%増の319億1000万ドル(およそ5兆141億円)と、いずれも過去最高を記録する破竹の勢いを見せています。
AI需要は止まらない!次期も市場予想を上回る見通し
特に注目されていたのは、今年11月から来年1月までの売上高見通しです。エヌビディアは、これが650億ドルほどになると発表し、市場予想を大きく上回る強気な見通しを示しました。これは、生成AIの進化に伴うGPU(画像処理半導体)への旺盛な需要が今後も継続するという、同社の自信の表れと言えるでしょう。
CEOが「AIバブル」を一蹴!今後の成長に揺るぎない自信
拡大するAI投資を巡っては、「過大な期待に基づいているのではないか」との慎重な声も市場から聞かれます。しかし、エヌビディアのジェンスン・ファンCEOは、こうした「AIバブル」論争に対し、「多くの議論があるが、私たちの視点から見ると、全く異なるものが見えている」と発言。今後のさらなる成長に揺るぎない自信を示しました。このコメントは、同社がAI技術の進化と普及において、長期的な視点と具体的な戦略を持っていることを示唆しています。
好決算を受け株価も急騰!市場の期待の高さが明らかに
この好決算を受けて、時間外取引ではエヌビディアの株価が一時6%上昇するなど、市場の期待の高さがうかがえます。AI技術の進化が世界経済を牽引する中、エヌビディアの動向は今後もますます注目されることでしょう。
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