姫路城の入城料がまさかの2.5倍に爆上げ！「外国人料金」なしにSNSで疑問の声が噴出！？

姫路城、入城料が2500円に！ルーブル美術館の値上げと何が違う？

世界遺産・姫路城の入城料が、2026年3月から現在の1000円から2500円に大幅値上げされることが発表されました。
このニュースが飛び交う中、フランスのルーブル美術館がヨーロッパ圏外からの観光客の入館料を約4000円から約5800円に引き上げるという報道も話題に。
ルーブル美術館が「外国人料金」を導入する一方で、姫路城は姫路市民以外の日本人観光客も一律2500円の対象としました。
この違いに、SNS上では「なぜ外国人だけを値上げしないの？」といった疑問の声が続々と上がっています。

入城料2.5倍！姫路城の整備費280億円のナゾ

姫路城の値上げの背景には、今後10年間で約280億円もの莫大な整備費が必要になることが挙げられます。
石垣の耐震補強や江戸時代の施設の復元など、歴史的建造物を未来に繋ぐためには避けられない出費とのこと。
しかし、現状で1200円程度の大阪城や松本城と比べると、姫路城の2500円は倍以上の金額。
この高額な設定に、SNSでは「もっと高くてもいいから外国人に負担してほしい」「日本人には優しくして」といった複雑な声が聞こえてきます。

SNSで議論沸騰！「外国人料金」はアリ？ナシ？

ルーブル美術館の事例を受け、姫路城の料金設定について「外国人からのインバウンドだけを値上げすべき」「外国人はもっと高くてもいい」という意見がSNSを賑わせています。
これは、人気観光地でのオーバーツーリズムによる混雑や、最近の物価高騰に対する国民の不満が背景にあると考えられます。
特に「スラムダンク」の聖地巡礼で問題となった平気で排泄する外国人観光客の例など、一部のマナー違反も「外国人料金」賛成の声に拍車をかけているようです。

幻に終わった「外国人4500円」案の真相とは？

実は姫路市も、当初はルーブル美術館のように「外国人料金」を設定する案を検討していました。
市長は一時的に「外国人4500円、市民750円」という具体的な金額まで言及していたんです。
しかし、この案は最終的に断念されることに。
その理由は「外国人観光客と国内客を明確に判別するのが難しい」こと、そして「議会で『差別的だ』という反対意見があった」ためだそうです。
公平性を保つことと、観光地の持続可能性のバランスを取ることの難しさが浮き彫りになりました。

インバウンドブームの裏側で、求められる「共存」のカタチ

日中関係の冷え込みで中国人観光客が一時的に減ったとはいえ、日本各地の人気観光地ではインバウンドによる混雑は依然として収まる気配がありません。
今回の姫路城の値上げと、それに伴う「外国人料金」を巡る議論は、観光立国としての日本の課題を改めて浮き彫りにしました。
日本人にとっても、外国人にとっても、互いに気持ちよく日本の魅力を体験できる観光環境をどう整えていくのか。
行政には、そのための賢い選択と、より良い解決策が求められていると言えるでしょう。