【驚きの体験!】長野・松本で親子が噴火の仕組みに大興奮!火山実験レポ
信州大学で科学の祭典!火山実験で噴火のナゾを解き明かせ
2023年10月4日、長野県松本市旭3の信州大学松本キャンパスで、日本火山学会の公開講座「親子で火山実験」が開催されました。NPO法人・日本火山学会が主催する秋季大会の一環として行われたこのイベントには、好奇心旺盛な親子9組・21人が参加。普段なかなか体験できない火山の秘密に、子どもも大人も目を輝かせながら楽しく学びました。
会場は、噴火の仕組みを解明する科学の祭典にふさわしい、ワクワク感と熱気に包まれました!
豆が空を舞う!?衝撃の水蒸気噴火実験に子どもたち大興奮
この日のハイライトの一つが、水蒸気噴火の仕組みを学ぶ実験です。フィルムケースに重曹とクエン酸、そして水を加えると……突然、「ポンッ!」と勢いよくフタが開き、その上に置かれた豆が予想をはるかに超える高さまで舞い上がりました。
目の前で起きたリアルな爆発に、子どもたちは「わー!」と驚きの声を上げ、思わず実験装置のある机から少し離れてしまうほどの迫力!火山が持つ計り知れないエネルギーを肌で感じる、まさに衝撃的な体験となりました。
1000度の溶岩が目の前に!火山のダイナミズムを体感
さらに、本物の溶岩流を再現する実験も行われました。熱で溶かした砂を使って1000度近くの「手作り溶岩」を作り、砂山の上からどのように流れ落ちるのかをじっくり観察。
テレビや教科書でしか見たことのないダイナミックな溶岩の動きを間近で見ることで、参加者たちは火山の持つ圧倒的なパワーと、自然の神秘に引き込まれていきました。ゆっくりと、しかし確実に形を変えていく砂溶岩に、子どもたちは真剣な眼差しで見入っていました。
参加者の声「火山に登る時は気をつけたい!」学びと防災意識
実験後、参加した清水小学校5年生の児童からは、「水蒸気爆発の実験は、あんなにも豆が飛ぶとは思わなかった。家で山に登るけれど、火山に登る時は気を付けたい」という具体的な感想が聞かれました。
楽しみながら火山の仕組みを学んだことが、火山防災への意識向上にも繋がったのは素晴らしい収穫です。
今回の公開講座は、1~3日に同市水汲のキッセイ文化ホールで開催された全国の火山研究者による成果発表会や、一般向けの講演会・シンポジウムと合わせて行われました。科学の面白さと火山の奥深さ、そして身を守るための知識を同時に得られる、大変有意義なイベントとなったようです。
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