【J1優勝争い】鹿島アントラーズ、"包囲網"突破で頂点へ!残すは5戦、勝利の鍵は?
J1リーグもいよいよ佳境!首位を走る鹿島アントラーズは、10月5日に行われたG大阪戦で0-0のスコアレスドローに終わり、惜しくも勝ち点3を逃しました。
前日に2位以下のチームが足踏みしただけに、この結果は少し悔しいもの。しかし、2位京都との差は勝ち点5のままで、J1の頂点を目指す戦いは最終盤の残り5試合へと突入します。
鹿島、G大阪戦はドロー!FW徳田誉のPK失敗、その経験を力に変えられるか?
ホームのメルカリスタジアムにG大阪を迎えた一戦。鹿島は勝利を目指しましたが、G大阪は普段の4-2-3-1ではなく、3-4-2-1という"対鹿島"を意識した布陣で守りを固めました。鹿島は終盤、FW徳田誉選手がPKを蹴るチャンスを得ますが、惜しくも阻まれ試合はそのまま終了。
試合後、悔し涙を見せた徳田選手。この経験が彼を、そしてチームをさらに強くするきっかけとなるか、注目が集まります。
鬼木達監督は「勝ち切れなかった申し訳なさがある」と悔しさを滲ませつつも、「勝点を積み上げて首位で戦えるので、自分たちで崩れることなく臨んでいける」と前向きな姿勢を見せています。
残り5戦の中には、次節の4位神戸戦、そしてその翌節には2位京都との直接対決がアウェイで控えており、厳しい戦いが予想されます。
優勝の鍵は“包囲網”突破!「教科書通りではない臨機応変さ」が求められる
J1優勝へ向けて、鹿島が乗り越えるべき最初のポイントは、相手チームが仕掛けてくるであろう“鹿島包囲網”をどう突破するかです。
G大阪戦で見せたような、想定外のシステム変更で守りを固めてくる相手に対し、「教科書通りではない臨機応変さ」が選手たちに求められます。
右SBの濃野公人選手は、G大阪のシステム変更が「想定外だった」と語りつつも、「ピッチのなかで感じたスペースが開いたから走り込むとか、リスク管理だけでなく、奇想天外な動きが増えていくと相手の陣形が崩れたんじゃないかと思います。もっと(良い意味で)遊んでも良いのかなと」と、柔軟な発想の重要性を力説。
鬼木監督も選手たちの自発的なプレーを尊重するタイプであり、この終盤戦では選手一人ひとりの閃きが勝敗を分けるかもしれません。
プレッシャーを味方に!「楽しむ度胸」が鹿島を頂点へ導く
もう一つの重要なポイントは、「プレッシャーを楽しむ度胸」です。首位として追われる立場になることで、選手たちには大きな重圧がかかります。特に優勝経験のない選手にとっては、未知の領域での戦いとなるでしょう。
しかし、濃野選手は「今日試合(G大阪戦)をやっていてワクワクしましたし、0-0の展開から1-0にできたら、ヒーローになると考えていました。そこのワクワクは感じていました」と、プレッシャーすらも楽しむかのようなポジティブな姿勢を見せています。
小池龍太選手も、「恐らくもっと重圧が増え、まだまだみんなで感じたことのない空気での試合になってくるはずです。ただ、優勝を経験している選手も、経験していない選手も、上手く責任、重圧を感じるとともに、試合、練習、日々の生活でその重圧を経験できる幸せを感じ、自分に矢印を向けるからこそ、最後、みんなで笑顔になれるんじゃないかなと思います」と語り、プレッシャーを成長の糧と捉える重要性を説いています。
川崎フロンターレで7つのタイトルを獲得した経験を持つ鬼木監督の存在も、このメンタル面で大きな支えとなるでしょう。「よそは気にするな。自分たちで絶対に崩れるな」と強調する指揮官の言葉は、選手たちの心を強くします。
CB植田直通選手やGK早川友基選手が「残りをすべて勝てば良い」と口を揃えるように、鹿島に油断はありません。残り5試合、“包囲網”を突破し、周囲からのプレッシャーに打ち勝つことができるか。
鹿島アントラーズの悲願達成への戦いから目が離せません!
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