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板垣李光人×中村倫也、アニメ映画『ペリリュー』で“声”に込めた戦争のリアルと俳優の誠意

投稿日:2025年12月06日

「声」で届ける戦争の真実!板垣李光人×中村倫也が語る『ペリリュー』の舞台裏

第二次世界大戦末期の激戦地、太平洋の孤島ペリリュー。その真実を若き兵士たちの視点から描く劇場版アニメ『ペリリューー楽園のゲルニカー』が12月5日に公開されました。
終戦80年という節目の年に公開されるこの作品で、心優しき功績係・田丸の声を担当した板垣李光人さんと、銃の扱いに長け頼れる吉敷(よしき)の声を演じた中村倫也さんが、作品への熱い想いを語ってくれました。
今回は、人気実力派の二人が声優という仕事、役作り、そして歴史を伝える意義について真摯に語った対談から、その魅力をお届けします。

激動の時代に「伝える」意味。二人がオファーを受けた理由

まず、本作のオファーを受けたときの気持ちについて尋ねると、板垣さんは「ここ数年で、戦争という概念がぐっと身近になった感じがしています」と語りました。
「連日、日本ではない別の国での争いや、ちょっと離れた国で起こっている惨事の状況が報道されているからでしょうか。これまでフィクションとして捉えていたものが、ノンフィクションとして迫ってきているような感覚で、見ていて恐怖心を覚えました」と、現代社会での戦争に対する自身の感覚を吐露。
そして、「その中で自分ができることはなんだろうと考えたとき、それを誰かに伝えたり、届けたりすることだと思ったりして。そんなことを考え始めたおりにこのオファーをいただいたので、運命的な巡り合わせというか、非常に良い機会をいただいたと思っています」と、作品に携わる意義を強く感じた様子です。
一方の中村さんは、原作の持つ「ただ、ありのままを感じられるように描く」姿勢に強く惹かれたと言います。
「戦争という題材を極力物語にせず、全ての登場⼈物がきちんと同じ地平にいる⼈間なんだと感じとれる。終戦80年のこの年に、かわいらしいタッチのアニメで残せることは、意義のあることだと思い、オファーを受けました」と、作品の持つメッセージ性とアニメーションという表現方法の可能性に期待を寄せました。

現場で感じた「信頼感」!板垣李光人が語る中村倫也の声の魅力

初日のアフレコで共演した際、お互いの声の印象はどうだったのでしょうか。
板垣さんは中村さんの声について、「すぐに圧倒的な信頼感を覚えました」と語り、その経験と実力を称賛しました。
「俳優としても声優としても経験豊富で、やり方を理解されているので、同じブースで一緒に掛け合いをさせていただいて、大変勉強になりましたし、やっぱりすごいなと思いました」と、憧れの先輩への尊敬の念を覗かせました。
さらに、「田丸が吉敷を信頼し頼ったように、実際に自分もそういう気持ちにさせてくれるような、寄りかかっても大丈夫だと感じられる声でした」と、演じた役柄と現実の自身の感覚を重ね合わせ、中村さんの声が持つ力強い魅力を明かしました。

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