「君は神だ」の声援も!イリア・マリニンがGPファイナルで世界最高得点、4回転7本で衝撃の逆転優勝!
異次元の滑り!マリニンがGPファイナルを制覇
グランプリ(GP)ファイナル最終日の男子フリーで、フィギュアスケート界の若き王者、イリア・マリニン選手(米)が圧倒的な演技を披露し、ショートプログラム(SP)2位からの逆転優勝を飾りました!大会2シーズン公式戦無敗を続けてきたマリニン選手は、世界最高得点を叩き出し、会場を熱狂の渦に巻き込みました。
日本勢では、SP首位の鍵山優真選手(オリエンタルバイオ)が合計302.41点で2位、佐藤駿選手(エームサービス)が3位となり、日本勢の活躍も光りました。
圧巻のフリー演技!観客を熱狂させた『4回転の神』
マリニン選手がフリーで挑んだのは、なんと6種類計7本もの4回転ジャンプを組み込んだ超高難度プログラム!後半には、4回転ルッツから3回転フリップの連続技を組み込むなど、息をのむような構成で、全てのジャンプを完璧に着氷しました。
その結果、フリーでは世界最高得点となる238.24点をマークし、合計332.29点という驚異的なスコアで優勝。その「神業」とも言えるパフォーマンスに、観客席からは思わず「君は神だ」という声が飛び交いました。まさに「4回転の神」と呼ばれるにふさわしい、歴史に残る一日となりました。
SPの挑戦、そして「クワッドアクセル」の歴史
実は、4日のSPでは冒頭でクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)―3回転トウループという、成功すれば世界初となる大技に挑戦していました。惜しくもバランスを崩してしまい大幅な減点となりましたが、マリニン選手は「新しい構成は常にリスクを伴う。練習からいい感覚ではなかったけど、まず試したいと思った」と、その飽くなき挑戦心を語っています。
彼こそ、17歳だった2022年9月に国際スケート連合(ISU)公認大会で史上初めてクワッドアクセルを成功させた選手。自らを「4回転の神」と表現し、昨シーズン以降は公式戦無敗を続ける、まさにフィギュアスケート界の絶対王者なのです。
目指すはミラノ・コルティナ五輪!進化し続けるマリニンの挑戦
昨年のファイナルでも「今後のために色々試した」と語っていたマリニン選手。その挑戦の全ては、2026年2月に開催されるミラノ・コルティナ冬季五輪への布石だと明言しています。
金メダルの最有力候補として「120%(の状態)で向かう」と見据える大舞台では、どんな完成形を見せてくれるのでしょうか。その進化は、日本勢にとっても高く、厚い壁となるでしょう。世界を魅了し続けるマリニン選手の今後の活躍から、目が離せません!
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