恋人は複数でもOK?「ポリアモリー」ってどんな恋愛?実践者に聞くリアルな声
「浮気じゃないの?」「誰とでも遊んでいるんでしょ?」
複数の恋人と同時に交際する「ポリアモリー」。
誤解されやすいこの恋愛スタイルについて、実際にポリアモリーを実践しているきのコさん(40代・仮名)に話を聞きました。
ポリアモリーとは?
ポリアモリーとは、複数の相手と合意の上で恋愛関係を築く恋愛スタイルです。
浮気や不倫とは異なり、全ての関係者が互いの存在を知り、尊重し合います。
性的関係の有無は関係なく、家族のような親密な関係を築くこともあります。
きっかけは大学の講義
きのコさんがポリアモリーを意識し始めたのは28歳の頃。
大学の文化人類学の講義で「ポリガミー」(複数婚)を知り、調べていくうちにポリアモリーの存在を知ったそうです。
「複数の人に好意を抱く自分はおかしいのだろうか」と悩んでいた時期に、新しい選択肢が見つかったと言います。
「嫉妬」との向き合い方
ポリアモリーを実践する上で、最も難しいのは「嫉妬」との向き合い方。
きのコさんの恋人であるAさん(40代・仮名)も、当初は不安や嫉妬を感じていたそうです。
「付き合い初めの頃、きのコさんが他の恋人とデートをすることに不安や嫉妬を感じ、けんかすることもありました。」
しかし、きのコさんとAさんは毎日話し合い、他の恋人を交えて食事に行く機会を設けたことで、Aさんは納得したと言います。
「実際に会うと印象が良く、きのコさんが魅力を感じる理由が分かりました。きのコさんと付き合って2、3年後、他に恋人がいても自分への好意は失われないと納得しました。」
信頼と価値観の変化
Aさんは、ポリアモリーを通して信頼できるパートナーと出会えただけでなく、自身の価値観も変化したと語ります。
「きのコさんは信頼できるパートナーであると同時に、価値観を変えるきっかけをくれた大切な存在です。」
自分に正直に生きる
きのコさんは、ポリアモリーを実践することで、自分に正直に生きることを決意しました。
「誰にも受け入れられず孤独になるとしても、自分に正直に生きたいと思った。」
ポリアモリーは、決して簡単な恋愛スタイルではありません。
しかし、全ての関係者が誠実に向き合い、互いを尊重し、合意することで、より深く、豊かな愛情を育むことができるのかもしれません。
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