NVIDIA、AI半導体需要「桁外れ」で売上高見通し大幅上方修正!株価も急騰
米半導体大手エヌビディアが、市場の予想を大きく上回る第4・四半期(2025年11月─26年1月)の売上高見通し650億ドル(プラスマイナス2%)を発表し、世界中のAI半導体市場に衝撃を与えました。
この発表を受け、同社株は時間外取引で4%もの急上昇を見せ、AIバブルへの懸念が広がる中でも、クラウドプロバイダーからのAI半導体への圧倒的な需要を鮮明に示しました。
AIバブル懸念を吹き飛ばす!ウォール街の期待とエヌビディアの決算
エヌビディアの今回の決算は、ウォール街にとってまさに転換点となるものです。
世界で最も企業価値の高い企業である同社は、AIインフラ拡張に数十億ドルを投じてきた結果が、単なる高い評価に終わらないかを市場が判断する上で、重要な指標となっています。
この発表前、過去3年間で1200%という驚異的な上昇を見せていたエヌビディア株ですが、11月には一時約8%下落するなど、先行きの不透明感も漂っていました。しかし、今回の好調な見通しが、そうした疑念を大きく打ち消す形となりました。
ジェンスン・フアンCEOが語る「桁外れの需要」とAIの広がり
エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、同社の最新チップ「ブラックウェル」の売れ行きについて「桁外れ」と断言しました。
さらに、「AI関連の活動全般は急速に拡大しており、新たな基盤モデル開発企業やAIスタートアップが増加しているだけでなく、業界や国境を越えてその広がりを見せている」とコメントしました。
まさに「AIはあらゆる場所で、あらゆる用途に、一斉に展開している」という言葉通り、その勢いは止まることを知りません。
中東への輸出承認と大手IT企業の巨額投資が成長を加速
エヌビディアの成長を後押しするもう一つの要因は、米商務省が最先端AI半導体のサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)企業向け輸出を承認したことです。
これにより、エヌビディアの半導体は新たな中東市場へと展開の幅を広げ、さらなる需要を取り込むことが期待されます。
また、エヌビディアの主要顧客である大手IT企業各社も、AIデータセンターの拡張に巨額の投資を続けています。
最先端で高額なAI半導体を確保するため、数十億ドル規模、数ギガワット級の大規模なデータセンター建設計画が目白押しで、これがエヌビディアの売上を強力に後押ししているのです。
AI技術の進化と普及が加速する中、エヌビディアは間違いなくその中心にいます。
今回の好調な見通しとCEOの力強いコメントは、AI半導体市場の明るい未来を予感させ、今後のさらなる動向から目が離せません。
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