トランプ氏、ウクライナ支援「撤退の可能性」か?長男が発言、中南米麻薬対策を優先
ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、ドナルド・トランプ前大統領がウクライナ支援から手を引く可能性が浮上しています。トランプ氏の長男であるドナルド・トランプ・ジュニア氏が、ウクライナ支援よりも中南米からの麻薬密輸との戦いを優先すべきだと発言し、波紋を呼んでいます。
トランプ陣営内の不満か?
トランプ・ジュニア氏は、ウクライナのゼレンスキー政権下での汚職を強く批判。ウクライナ戦争に対するアメリカ国民の関心は薄れており、薬物による過剰摂取死者数が深刻化している現状を踏まえ、ウクライナ支援よりも麻薬対策を優先すべきだと主張しました。
この発言は、ウクライナ和平交渉の難航に対するトランプ陣営内のいらだちの表れとも解釈されています。ロシアは依然として大規模な攻撃を続けており、ウクライナや欧州諸国は、アメリカがロシアに対して領土譲歩を求めるのではないかという懸念を抱いています。
「欧州は衰退途上」?トランプ政権の新たな国家安全保障戦略
トランプ・ジュニア氏は、欧州の現状について「衰退途上」と厳しい評価を下し、アメリカが単なる「財布」として振る舞う時代は終わったと強調しました。また、欧州諸国に対して、自国の防衛力を強化する必要性を訴えています。
トランプ政権が発表した新たな国家安全保障戦略も、欧州の現状を批判的に捉えており、今後の同盟関係に疑問を投げかけています。
ヒラリー・クリントン氏からの批判
同じフォーラムに出席したヒラリー・クリントン元米国務長官は、トランプ氏のウクライナ政策を批判。プーチン大統領によるウクライナ侵攻をほとんど批判せず、ゼレンスキー政権に停戦を促すなど、事実上プーチン氏を支持していると指摘しました。
トランプ氏の動向は、ウクライナ情勢に大きな影響を与える可能性があり、今後の展開から目が離せません。
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