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脚本家・野木亜紀子、初のSF挑戦!『ちょっとだけエスパー』制作秘話

投稿日:2025年12月09日

数々のヒットドラマを生み出してきた脚本家・野木亜紀子さんが、テレビ朝日の連続ドラマ『ちょっとだけエスパー』で初めてSF作品に挑戦。その制作の裏側や、プロデューサーの貴島彩理さんとの出会いについて語りました。

独創的な物語の誕生秘話

『ちょっとだけエスパー』は、日本のテレビドラマでは珍しいタイプの作品として注目を集めています。野木さんは、脚本の構成について「最初の企画段階で全体のプロットは決まっていましたが、最終回はまだ未定でした。割と最後のほうまで決めていたので、そこに向けて書いていきました」と明かしました。また、今回の作品は取材の必要がほとんどなかったため、「圧倒的に楽だった」と笑顔で語りました。

全9話というドラマの尺についても苦労があったようです。「うっかりいつもの10話ペースで書いていたら、途中で入り切らないことに気づいて…(笑)」と振り返り、脚本の修正に追われたエピソードを明かしました。特に、宮﨑あおいさん演じる四季の能力の発現時期を、より平和な展開にするために4話に繰り下げたことが、全体の構成に大きな影響を与えたそうです。

SFジャンルへの挑戦と貴島彩理Pとの出会い

野木さんは以前からSFジャンルに興味があったことを明かし、「今回がやれるチャンスだなと思った」と語りました。そして、今回のドラマを共に手掛ける貴島プロデューサーについて、「テレ朝の中では異色のプロデューサー」と表現し、そのユニークな視点に期待を寄せています。「彼女だけちょっとおかしなドラマをつくることが許されているというか(笑)」と、貴島Pへの信頼を滲ませました。

実は、今回の企画は以前から存在しており、TBSにも魔法使いものを提案したものの、実現には至りませんでした。「私からしたら“渡りに船”だったというか。貴島さんとだったら、突飛な企画ができそうだなと」と、貴島Pとのタッグに喜びを語りました。

大泉洋さん主演、当て書きキャストの豪華さ

企画の始まりは2016年、貴島Pから突然電話がかかってきたことがきっかけでした。「いつか私がプロデュースするドラマの脚本を書いてください!」という熱意に心を動かされ、それから毎年「ドラマを語る会」を開催するようになったそうです。そして2021年、「そろそろ書いてくれませんか」という貴島Pの言葉から、今回の企画が本格的にスタートしました。

野木さんは、「構想4年」という大袈裟な話ではないと否定しつつも、ストーリーの大筋は2021年から2022年の間に完成していたことを明かしました。そして、大泉洋さんを主演に迎え、他のキャストもすべて当て書きで決まったそうです。「エスパーが出てくるSFラブロマンス」という突飛な企画にも関わらず、豪華キャスト陣が企画書だけで出演を快諾してくれたことに、感謝の言葉を述べました。

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