阪神JF2025:データで導く穴馬候補3頭!回収率145%の法則と狙い目
12月14日(土)に阪神競馬場で開催される2歳女王決定戦、阪神ジュベナイルフィリーズ(JF)。
今年は、野路菊Sを制したアランカールを筆頭に、世代の有力馬が揃っていますが、アルテミスS勝ち馬フィロステファニの引退、ファンタジーSを制したフェスティバルヒルの回避など、直前で有力馬が相次いで出走を取り消すというアクシデントに見舞われ、メンバー構成が大きく変化しました。
1997年のアインブライド以来となる重賞馬不在のメンバーとなりましたが、だからこそ、番狂わせが起きやすいと言えるでしょう。過去のデータから、思わぬ伏馬を狙える可能性が高まります。
「対牡馬の1400m以上重賞好走馬」が穴を狙うなら
阪神JFで注目すべきデータの一つが、「対牡馬の1400m以上重賞好走歴」です。過去10年のデータを見ると、「牡馬混合のJRA重賞で3着内歴がある馬」の複勝率は32.4%、複回収率は109%となっています。
さらに、函館2歳Sや小倉2歳Sといった1200m重賞を除外すると、複勝率は41.7%、複回収率はなんと145%までアップします。牡馬の強豪が積極的に出走してくるレースで結果を出してきた馬は、底力があると言えるでしょう。
今年の阪神JFでこの条件に該当するのは、タイセイボーグとスターアニスの2頭。マイルの適性を考慮すると、タイセイボーグの方が推しやすくなります。今夏の新潟2歳Sでは、フェスティバルヒルに先着しており、アルテミスSでも伸びない内目を突いて上がり最速をマーク。侮れない存在です。
「1~2月生まれのキレる馬」に注目!
阪神JFは、早生まれの馬が有利な傾向も。過去10年のデータを見ると、「1~2月生まれ」の複勝率は25.0%、複回収率は77%に対し、「3月以降生まれ」は複勝率12.7%、複回収率37%と、好走確率で約2倍の差が生まれています。
また、上がり勝負になりやすい阪神外回りのコース特性から、「前走上がり33.9秒以下」の馬も注目です。この条件を満たす馬の複勝率は29.3%と、前走上がり34.0秒以上の馬の9.8%を大きく上回ります。
上記の「1~2月生まれ」「前走上がり33.9秒以下」の両方を満たす馬は、複勝率48.0%、複回収率144%と、非常に高いパフォーマンスを見せています。今年は、アランカール、ギャラボーグ、そしてショウナンカリスが該当します。
ショウナンカリスは、これまでの戦績から距離への不安から人気を集めにくい可能性があります。しかし、母ロシアンサモワールが1800mで新馬勝ちしており、父がリアルスティールであることから、短距離特化の血統ではありません。1ハロンの距離延長はマイナスにはならないでしょう。ファンタジーSで最先着している点も魅力です。想定オッズが10番人気付近であれば、積極的に狙ってみる価値があります。
今回の分析で導き出した穴馬候補は、タイセイボーグとショウナンカリス。データと合わせて、レース展開や馬場状態なども考慮し、的中を目指しましょう!
コメント一覧
まだコメントはありません。
← トップに戻る