旧姓使用拡大に連合会長が反発！「説明もない」と不満を露わ　選択的夫婦別姓を改めて要求

政府が男女共同参画の推進に向けて、旧姓の通称使用を法制化する方針を打ち出したのに対し、労働組合の連合会長である芳野会長が強く反発しています。従来の選択的夫婦別姓制度の導入を求める連合の立場との隔たりが鮮明になっています。

旧姓使用の法制化に反対理由とは？

政府は、自民党と日本維新の会の連立合意に基づき、旧姓の通称使用に法的効力を持たせる制度の創設を検討しています。この方針は、男女共同参画に関する5カ年計画の基本的な考え方にも盛り込まれました。

しかし、連合の芳野会長は、この決定について「何の説明もなく認められない」と不満を表明。旧姓使用を法的に認めること自体に反対しており、あくまでも選択的夫婦別姓制度の導入こそが解決策だと訴えています。

政府の今後の動きは？

政府は年内に、この男女共同参画基本計画を閣議決定する方針です。今回の連合会長の反発を受け、今後の政府の対応や、関係各所との調整が注目されます。

今回の件は、男女共同参画という社会的なテーマにおいて、様々な意見や立場があることを改めて浮き彫りにしました。今後の議論の行方が、日本の社会に大きな影響を与える可能性があります。