男女参画計画、意見対立で答申案がまとまらず!高市早苗首相と連合会長の溝
政府の男女共同参画会議で、第6次男女共同参画基本計画に関する答申案がまとまりませんでした。高市早苗首相も出席した会議で、芳野友子連合会長が計画案の内容、特に旧姓使用に関する部分に強く反発したためです。
旧姓使用の法制化検討に連合が反対
今回の争点は、旧姓使用を法的に認めることの検討です。芳野会長は記者団に対し、「旧姓使用に法的根拠を与えること自体に連合は反対だ」と明確に述べ、選択的夫婦別姓制度の導入をあくまで求める姿勢を示しました。選択的夫婦別姓は、結婚後も夫婦それぞれが自分の姓を使い続けることを可能にする制度です。
「高市色」の濃さに反発?
今回の答申案がまとまらなかった背景には、計画案に高市早苗首相の意向が強く反映されているという指摘があります。芳野会長が「高市色」と表現したように、旧姓使用に関する検討姿勢などが、連合の求める方向性と大きく異なっていたことが原因と考えられます。
今後の見通しは?
政府は年内に基本計画を閣議決定する方針ですが、今回の意見対立から、今後の調整が難航する可能性も出てきました。男女共同参画の実現に向け、政府と連合の間でどのような合意形成が図られるのか、注目が集まります。
選択的夫婦別姓制度を巡る議論は、日本社会におけるジェンダー平等の実現に向けた重要な課題の一つです。今回の出来事は、その議論をさらに活発化させるきっかけとなるかもしれません。
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