『ヒロアカ』爆豪勝己役・岡本信彦、復活の瞬間に語る10年の軌跡「遂に来たか…」
大人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』のファイナルシーズンが放送中。物語はクライマックスへ向かい、主人公・緑谷出久(デク)のライバル、爆豪勝己の劇的な復活シーンが大きな話題を呼んでいます。爆豪を第1話から演じてきた声優・岡本信彦さんが、その復活の瞬間、そして約10年間にわたる爆豪との歩みを振り返り、熱い想いを語りました。
原作での衝撃と、堀越耕平先生からの言葉
爆豪が心臓を貫かれるという衝撃的な展開。原作を読んだ時の驚きを岡本さんは語ります。しかし、実は堀越耕平先生から「後々復活する」というお墨付きを頂いていたとのこと。それでも、その復活がどのような形で描かれるのか、そしてその後のバトルにどのような意味を持つのか、期待とプレッシャーを感じながら本誌を追いかけていたそうです。
「遂に来たか、この瞬間が…」と岡本さんは当時を振り返ります。堀越先生の原画展では、爆豪が倒される瞬間のコマを遠巻きに見つめる来場者の姿が印象的だったことも明かされました。読者にとっても、爆豪の死は大きな衝撃だったことを物語っています。
「俺まだお前に追いつけるかな」というセリフに込めた想い
第7期で爆豪が吐露した「俺まだお前に追いつけるかな」というセリフは、多くのファンを胸を締め付けました。岡本さんは、このセリフを演じることの難しさを語ります。「演じていて本当に苦しくて、イベントで当時を振り返った際に泣きそうになってしまった」と明かしました。
爆豪は、かつてはデクを格下と見ていたにも関わらず、デクの成長に追い抜かれそうになる中で、「まだ大丈夫」「お前は俺より下だと見せつけなきゃ」と必死に食らいついてきました。その中で、デクに追いつけるかという不安を抱えながら、葛藤する爆豪の心情を、岡本さんは見事に表現しました。
岡本さん自身も、爆豪は「俺が最強だ」「俺がとるのは完膚無きまでの1位だ」と自分を鼓舞し続けてきた人物だと語ります。そんな彼が、モノローグで弱音を吐くことの衝撃は大きく、収録中も「なんでこんなにもこのセリフを言いたくないんだろう」と焦ってしまったほどです。
ファイナルシーズンでの「なんか今追い越せそうな気がする」
そして、ファイナルシーズンで爆豪が「なんか今追い越せそうな気がする」という言葉を発するシーン。これは、爆豪がデクを追い越す可能性を感じ始めた瞬間であり、彼の成長を象徴する場面です。岡本さんは、このシーンを「痺れる」と表現し、爆豪の新たな可能性に期待を寄せています。
10年という長い時間をかけて演じてきた爆豪勝己。その内面を深く理解し、魂を込めて演じた岡本信彦さんのインタビューは、アニメ『僕のヒーローアカデミア』をより深く楽しむための貴重な情報となるでしょう。
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