ジェフ千葉、17年ぶりのJ1復帰！巻誠一郎氏が古巣の偉業を祝福「心のどこかで常に思い続けたクラブ」

11月13日、ジェフ千葉がホームで徳島ヴォルティスに1-0で勝利し、2009年以来17年ぶりのJ1昇格を達成しました。この歴史的な瞬間を、かつてジェフ千葉で活躍したレジェンドFW巻誠一郎氏が祝福のメッセージを送りました。

劇的な勝利で掴んだJ1切符

試合は後半24分、FWカルリーニョスジュニオの頭での決勝ゴールにより、ジェフ千葉が勝利を収めました。この勝利で、ジェフ千葉はJ1への昇格を確実にし、喜びを分かち合いました。オリジナル10と呼ばれるJリーグ初期の10チームがJ1に揃うのは、2005年以来21年ぶりの快挙です。

巻誠一郎氏からの熱いメッセージ

試合の解説を務めた巻誠一郎氏は、取材に応じ、「J1の時間が止まっている間も、ファン・サポーターの皆さん、スポンサーの皆さんはずっと土台として支え続けてくださった」と、クラブを支え続けた人々に感謝の言葉を述べました。また、「この（POでの）経験とJ1昇格は、このクラブにとって大きな新しい１歩になるのではないかと思う。これが１歩だけで終わるのではなく、力強く前に歩み続けれるような、そんなクラブであってほしいなと応援しています」と、今後のクラブへの期待を込めました。

古巣への深い愛情

巻誠一郎氏は、2003年から8年間ジェフ千葉でプレーし、53得点を記録。2005年と2006年には2年連続で2ケタ得点を挙げ、ナビスコ杯（現ルヴァン杯）の連覇に大きく貢献しました。クラブを離れてからも「やっぱり心のどこかでは常に思い続けたクラブ」と語り、古巣への深い愛情を表現しました。

恩師イビチャ・オシム氏を偲んで

ジェフ千葉の黄金期を築き上げたイビチャ・オシム監督は、2022年5月に80歳で亡くなりました。巻誠一郎氏は、オシム監督について「勝っている時、いい時はみんないい言葉しか言わないので、そういう時にオシムさんはやっぱり黙っている。あまり言葉にしない」と回顧し、「こうやって素晴らしいゲームをしましたが、ここからのジェフが大切なんじゃないかなと（もし生きていれば）言うんじゃないかな」と、恩師の言葉を偲びました。

ジェフ千葉のJ1復帰は、多くのファンやサポーターにとって待ちに待った瞬間です。巻誠一郎氏の祝福とともに、ジェフ千葉の新たな歴史が始まります。