水道橋博士の奇想天外な参院選舞台裏を映画化!『選挙と鬱』から見えた“音の遊び”と覚悟
2022年の参院選に電撃出馬し、話題を呼んだ水道橋博士。その舞台裏を追った映画『選挙と鬱』が6月28日に公開されます。監督の青柳拓氏と博士自身の語りから、異色の選挙戦の驚きの現場が明らかになりました。
1週間で決まった出馬、そして“音の遊び”
水道橋博士は、出馬を決めるまでわずか1週間。当選するなんて微塵も思っていなかったと語ります。当初、博士が訴えたいのは、大阪の維新の松井市長から訴えられたスラップ裁判への口封じに対する抗議を可視化することだけだったといいます。
しかし、選挙戦を通じて博士が見せたのは、従来の政治家とは一線を画す奇抜なパフォーマンスでした。選挙カーを使った“音の遊び”に夢中になり、スネークマンショーのような聴覚によるコメディを試みたり、ちり紙交換を“政権交代”のパロディとして宣伝したりと、その手法はユニークでした。
青柳監督は、博士の選挙戦を「レスラー」のミッキーローク主演映画のように捉え、無様に負けても本気さを撮れば伝わるものがあると信じてカメラを回しました。
カットされた“幻の映像”と、博士の覚悟
実は、完成した映画『選挙と鬱』は、当初の予定とは異なっています。青柳監督は、博士が大阪市庁舎に乗り込むシーンや、街宣車でのモノマネ大会(バルタン星人の真似など)といった、過激なシーンを泣く泣く大幅にカットしたことを明かしました。
水道橋博士は、選挙を舞台装置として捉え、どれだけ音の遊びができるか試していたと語ります。「命がけでやります」という博士の言葉は、青柳監督の心に深く刻まれたようです。
映画『選挙と鬱』から見えてくるもの
映画『選挙と鬱』は、水道橋博士の当選から議員辞職、そしてその後の人生までを追ったヒューマンドキュメンタリーです。政治、エンターテイメント、そして人間の葛藤が交錯する異色の作品から、現代社会へのメッセージが読み取れるかもしれません。
映画『選挙と鬱』は6月28日公開です。ぜひ劇場で、水道橋博士の奇想天外な選挙戦の舞台裏を体感してみてください。
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