議員定数削減法案、成立は絶望的?大幅な会期延長論も浮上
衆議院の議員定数を1割削減する法案の成立が、目前にして絶望的な状況を迎えています。自民党と日本維新の会が共同で提出したこの法案は、国会での審議入りすら見通せない状態です。残り会期はあと5日と迫っており、大幅な会期延長の可能性も出てきています。
企業団体献金問題との泥沼
政治改革特別委員会では、企業・団体献金を巡る法案の審議が先行しており、これが定数削減法案の審議を遅らせる大きな要因となっています。日本維新の会の吉村洋文代表は、この状況に対し「企業団体献金に関しても議員定数削減についても結論を出さずに終わると。こんな政治、まっぴらごめんですね。会期延長したら良いと思います」と強い不満を表明しました。
与党内からも見送り論
維新は野党に対し、採決を急ぐように求めていますが、与党内からも「数日延長したところでどうしようもない」との声が上がっており、定数削減は見送られる可能性が高まっています。今回の法案成立の遅れは、政治改革の停滞を浮き彫りにし、国民の政治への不信感を招く恐れがあります。
今後の国会での動きから目が離せません。この問題がどのように解決されるのか、引き続き注目が集まります。
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