維新・吉村代表、立民・斎藤氏の批判に「顔洗ってるんですけど…」 議員定数削減と企業団体献金問題で火花
自民党と維新の会が連携して衆議院の議員定数削減法案の成立を目指す中、立憲民主党からの批判に対し、維新の会の吉村洋文代表が15日の取材で、思わず「いや…顔洗ってるんですけど…」と応じました。このやり取りはSNSを中心に話題を呼んでいます。
立民・斎藤氏の発言と背景
事の発端は、12日の発言です。立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長は、議員定数削減法案の審議が進まない状況を批判し、「顔を洗って出直された方がいいのではないか」と発言しました。これは、維新の会が連立条件として掲げてきた議員定数削減の実現に向け、自民党との連携が十分でないことへの不満の表れと見られています。
吉村代表の反論と主張
これに対し、吉村代表は「そちらも顔洗って、議員定数削減も、そして、企業団体献金の法案も採決してください」と切り返しました。吉村代表は、立憲民主党が先に提出している企業団体献金の規制法案の審議が優先されている状況を指摘し、その法案の採決を促しています。「同時審議はしない」という立憲民主党側の主張に対し、企業団体献金規制法案の審議が進んでいるなら、「ちゃんと採決しましょうよ」と訴え、採決されない現状を批判しました。
今後の見通しと課題
臨時国会の会期は17日までと迫っており、現時点では議員定数削減法案の成立は困難な状況です。しかし、自民党と維新の会は会期延長も視野に入れ、法案の成立を目指しています。一方で、立憲民主党をはじめとする野党は会期延長に反発しており、今後の国会運営は混迷を極める可能性があります。
今回のやり取りは、与野党間の対立が深まっていることを浮き彫りにしました。議員定数削減や企業団体献金の問題は、国民の政治に対する関心も高いテーマであり、今後の国会での議論に注目が集まります。
コメント一覧
まだコメントはありません。
← トップに戻る