『終幕のロンド』八木莉可子×塩野瑛久、ゆずは×海斗の魅力に迫る！初共演＆草彅剛とのエピソードも

カンテレ・フジテレビ系ドラマ『終幕のロンド－もう二度と、会えないあなたに－』で、シングルファーザーの遺品整理人を演じる草彅剛さん。そんな彼が働く遺品整理会社「Heaven’smessenger」の社員、久米ゆずは役の八木莉可子さんと矢作海斗役の塩野瑛久さんにインタビューしました。ドラマでの恋愛模様や、共演者の草彅剛さんとの印象的なエピソード、そしてお互いの印象について語っていただきました。

ドラマ『終幕のロンド』の魅力とは？

八木莉可子さん：「初めて台本を読んだとき、本当に泣いてしまいました。これまで考えたことのないテーマに触れるきっかけを与えてくれる作品だなと感じました。たくさんの登場人物がいて同時進行で物語が進んでいくのに、一人ひとりに焦点が当たっているのがすごいなと思いました。」

塩野瑛久さん：「多くの登場人物がいる中で、物語が脱線していないというか、無駄がないというか。無理に全員を立てようとする感じの台本ではないところが、僕の好きなポイントです。キャラクターはもちろん、それぞれの関係性も丁寧に描かれているので、視聴者の皆さんは“推しペア”を作って楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。」

ゆずはと海斗を演じる上で意識したこと

塩野瑛久さん：「衣装合わせの時に、監督に海斗のバックグラウンドについて尋ねたのですが、『背景はそこまで触れない』という返事でした。僕は、ゆずはへの強い思い入れには過去が影響していると考えていたのですが、監督の言葉を聞いて、『そういうことではないんだ』と気づきました。人のことを自分ごとのように考えられる人間なんだ、ということを意識して演じていました。」

塩野瑛久さん：「海斗はぶっきらぼうに見えることもありますが、実はとても温かい人物です。ご遺族に寄り添おうとするスタッフに厳しい言葉をかけることもありますが、それは効率だけを考えているのではなく、ご遺族の気持ちも大切にしているからなんです。そういった部分をきちんと表現しなければならないと思っていました。」

八木莉可子さん：「台本を読んだとき、ゆずはの二面性を大切にしたいと思いました。以前はフードを被って周囲と距離を置いていたのに、ふとした瞬間に素の自分が出てきたり。クールに見えるけれど、実はとても優しくて明るい一面を持っている子なんです。だから、激しい切り替わりというよりは、そういう二面性を持たざるを得なかった部分を丁寧に描けたら…と意識していました。」

座長・草彅剛さんの魅力

塩野瑛久さん：「最初は『座長だから、みんなの士気を上げるために頑張ってくれているのかな？』と思っていたのですが、本当に楽しそうに楽しんでいるみたいなんです。草彅さんは、無理をしないんですよね。無理に話しかけたりもしない。でも、僕らから話しかけたときは、全力で応じてくれるんです。」

八木莉可子さん：「みんながフラットでいられるような環境を作ってくださるんですよね。無理に場を明るく盛り上げるとかではなく、無言の時間も心地いい、みたいな。こういうふうに現場を引っ張っていくやり方もあるんだなと、すごく勉強になりました。」

草彅剛さんとのエピソード

塩野瑛久さん：「演技に関する話はあまりしませんでしたね。古着の話をしたりとか…。八木さんとアニメの話もしました！私たちが話していたアニメの話に入ってきてくださって。」

八木莉可子さん：「麻辣湯の話もしましたよね！草彅さんに『グルテンフリーだし、野菜がいっぱい摂れるからいいよ！』とおすすめしてもらって、食べました。美味しかったです！」

塩野瑛久さん：「実際にお会いしてみると、『草彅さんってこんなに明るいんだ！』と思いました。僕、『ぷっ』すま（テレビ朝日系）が大好きだったんですけど、あの番組に出ているときの草彅さんに近い気がします。」

八木莉可子さん：「私は、『1本満足バー』のCMのイメージがすごく強くて（笑）。あのCMは、すごくテンションを上げて撮影されたのかと思いきや、わりとあのままで！初対面がエレベーターの前だったんですけど、『草彅さんだ……！』とビックリしていたら、『おっす！よろしくね！』とすごく気さくに返してくださって。『緊張をほぐすために明るく声をかけてくれたのかな？』と思っていたら、ずっとそのままのテンション感でしたね。」