赤坂サウナ火災、出入り口ドアノブ外れか…2人閉じ込められた可能性も
15日に発生した東京都港区赤坂の個室サウナ店「SAUNATIGER(サウナタイガー)」での火災で、死亡した男女2人がサウナ室から出られなくなった可能性が浮上しました。出入り口のドアノブが内側・外側ともに外れていたことが捜査関係者への取材で明らかになり、警視庁は2人が室内に閉じ込められた状態で事故に遭ったとみて捜査を進めています。
火災発生時の状況
火災は15日正午頃、5階建てのサウナ店「SAUNATIGER」の3階にある個室で発生。サウナ室の背もたれや座る部分が焼けていました。利用客だった30代の男女2人がサウナ室の出入り口付近で重なって倒れており、搬送先の病院で死亡が確認されました。2人は背中や肩にやけどを負っていましたが、直接的な死因とはならなかったとされています。
ドアノブ外れの状況と今後の捜査
捜査関係者によると、サウナ室の出入り口のドアノブは室内からでも外からでも外れて落ちており、2人が室内に入った後に何らかの原因で壊れたとみられています。ドアノブが外れたことで、2人は緊急時にサウナ室から脱出できなかった可能性があります。
警視庁は16日午前10時頃から現場検証を開始。今後、2人の司法解剖を行い、詳しい死因を特定する予定です。また、ドアノブがなぜ外れたのか、事故の原因を究明するため、関係者への聞き込みや証拠の分析を進めています。
施設の営業許可と過去の検査
同店は2022年7月に旅館業の許可を取得し、2023年4月には営業許可の一部を変更する届け出を行いました。この際、港区みなと保健所が立ち入り検査を実施しましたが、設備に問題はなかったとのことです。
今回の事故を受け、サウナ施設の安全対策の重要性が改めて浮き彫りになりました。今後、同様の事故を防ぐため、施設の定期的な点検や安全管理体制の強化が求められます。
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