「完売画家」中島健太氏が日展の問題点に言及!巡回展から作品が外された理由とは?
「完売画家」の異名を持つ中島健太氏の作品が、今年の「第118回日展」の巡回展に展示されないことが決定し、話題を呼んでいます。中島氏は日展の洋画部門で最年少の会員であり、その発言に注目が集まっています。
日展への愛と問題提起
中島氏は、日展を愛するからこそ、現在の在り方に苦言を呈しています。会員の高齢化が進み、若手アーティストの関心が薄れているのが現状だと指摘します。中島氏は、日展に所属し続ける理由を「シンプルに日展が好きだから」と語ります。しかし、尊敬する恩師が亡くなった後、日展の将来を案じ、自ら波風を立てる覚悟を決めたといいます。
巡回展から作品が外された理由について、日展の理事が「このような作品が展示されるようでは日展の将来が心配だ」と発言したことを明かしました。中島氏は、自身も日展の将来を案じていると語り、画家としての知名度と影響力を生かして問題提起をしたいと考えています。
若手画家が抱える問題点
中島氏は、日本の美術市場について、決して小さくないものの、多くの若手画家が絵を販売する方法を学んでいないことが問題だと指摘します。大学では販売方法を教わらず、デビュー後もどう振る舞えば良いのか分からないまま卒業してしまう現状を批判しています。
また、美大の教授職が大きな利権になっているため、プロのアーティストが教育現場に招聘されることも少ないと指摘。画家として生活していく術を知らないまま、大学を卒業してしまうことが問題だと訴えています。
アート市場のタブーと資産性
アートの世界では、お金の話をするのがタブー視されている面があることも指摘します。しかし、中島氏は絵の資産性を高めることに真面目に取り組むべきだと主張します。ポケモンカードやビットコインのように、資産性が高いと思われれば買いが入るように、絵にも資産性があると思われれば、より多くの人が購入するようになると語ります。
現在の日本の美術市場では、絵の資産性について語ることはタブーとされていますが、中島氏は、それが日本人の民度の高さゆえの弊害だと指摘し、よりオープンな議論が必要だと訴えています。
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