2027年度前期朝ドラ『巡るスワン』主演・森田望智×脚本・バカリズムに決定!異色のタッグに期待高まる
2027年度前期のNHK連続テレビ小説の制作・主演発表会見が21日、東京・渋谷の同局で行われ、注目のタイトルは『巡る(まわる)スワン』に決定しました。
脚本を人気お笑い芸人でありながら数々のヒットドラマを手がけるバカリズムさんが、そして主演を実力派女優の森田望智さんが務めることが明らかになり、会場は大きな期待感に包まれました。
バカリズム脚本×森田望智主演!2027年前期朝ドラ『巡るスワン』制作発表
朝ドラ第116作となる『巡るスワン』は、刑事に憧れて警察官になったものの、配属されたのは“生活安全課”という女性警察官が主人公です。
「事件が起こらないこと」が使命とされるこの部署で、主人公は防犯のために自作の演劇を披露したり、市民からの相談に乗ったりと、地味な仕事に不満を感じる日々を送ります。
しかし、どこにでもある日常を過ごす中で、彼女は「何も起こらない日常を守る」ことの尊さを見つけていく――そんなヒューマンコメディとして描かれます。
警察官なのに『事件が起こらないこと』が使命!?『巡るスワン』のあらすじ
主人公は、刑事への夢を抱きながら警察官になった女性。
しかし、現実は「生活安全課」という、犯罪予防がメインの部署に配属されるというギャップから物語が始まります。
毎日、防犯演劇の披露や市民相談といった、一見すると地味な業務に追われる中で、「本当にこれで良いのだろうか?」と葛藤する主人公。
しかし、その「何もない日常」こそが、実は誰かの幸せを守っているという真実に気づき、新たな使命感を見つけていく姿が、バカリズムさんならではのユーモアと温かさで描かれることでしょう。
主演・森田望智、驚きと共感を語る「なぜ私なのか…」
会見に出席した森田望智さんは、オファーを受けた際の心境を「本当にびっくりびっくりびっくりびっくりな気持ちで、最初本当に驚いて、なぜ私なのかわからなくて」と率直に告白。
「特別キラキラしているわけでもなく、かわいいというわけでもなく、才能に秀でているものもなく、と思っている中」で、今回の主人公のキャラクターに強く共感したと言います。
「当たり前の日常を毎日それとなく頑張っていて、それとなくお友達とご飯をして楽しんだり、すごく共感性のある主人公だなと。これだったら私にものすごく近いかもしれないなと思いましたし、キラキラしてなくてもできるんじゃないかなと思ってちょっと納得しました」と、等身大の言葉で意気込みを語りました。
制作統括が語る森田望智起用の理由とは?「演技力と日常的な空気感」
森田望智さんは、2019年のNetflixドラマ『全裸監督』で一躍脚光を浴びて以来、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』、ドラマ『妻、小学生になる。』、映画『さがす』など、数々の話題作に出演してきました。
近年では、現在放送中の朝ドラ『虎に翼』で主人公の義姉・米谷花江役、Netflix映画『シティーハンター』ではヒロイン・槇村香役、夜ドラ『いつか、無重力の宙で』では主人公の親友・日比野ひかり役と、作品ごとに異なるイメージを鮮やかに作り上げてきた実力派女優です。
森田さんの起用について、制作統括の桑野智宏氏は、「年代的に20代後半から30代を描いていくということになったときに、オーディションで選ぶということが想像ができなかった。それより、役柄やテーマが見えてきたときに、森田さんとご一緒したいなということが浮かんでしまった」と説明。
「ものすごく才能がある方で、それぞれのドラマの役柄がどれ一つ同じようなものがないというか、演じ分けが見事で、その力の凄さが大きくあって、あとは、日常的な空気感を出せる方。その2つが大きなポイントです」と、森田さんの幅広い演技力と親しみやすい人柄が決め手となったことを明かしました。
バカリズムさんの繊細かつユニークな脚本と、森田望智さんの高い演技力、そして等身大の魅力が融合する『巡るスワン』。
2027年度前期の放送が、今から待ち遠しいですね。
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