ヤスエでんじゃらすおじさん、PEDRO、LOSTAGEが出演!「環ル日々」ファイナルライブを大レポート
12月11日、渋谷CLUBQUATTROにて、ヤスエでんじゃらすおじさん主催のライブイベント「ヤスエでんじゃらすおじさん×新宿LOFT×下北沢SHELTER共同企画『環ル日々』FINAL!」が開催されました。本記事では、この熱狂の夜を余すところなくレポートします!
「環ル日々」とは?
「環ル日々」は、ヤスエでんじゃらすおじさんが新宿LOFT、下北沢SHELTERとの共催で立ち上げたイベントです。タイトルには、ヤスエの音楽を愛し、若くして亡くなった下北沢SHELTERのスタッフの名前が冠されており、故人への想いが込められています。今年2月から隔月で開催され、今回がファイナル公演となりました。
LOSTAGEのステージ
まずステージに現れたのはLOSTAGE。青い照明が会場を包み込む中、ドラムのカウントから始まるイントロにフロアからは大きな期待の声が上がりました。「巡礼者たち」から「こぼれ落ちたもの」へと続く演奏で、会場の熱気は一気に高まります。1月2日に公開されるドキュメンタリー映画「ADOCUMENTARYFILMOFLOSTAGE-ひかりのまち、わたしたちの-」で使用される楽曲「ひかりのまち」では、美しい音色に観客が酔いしれるひとときとなりました。
ボーカルの五味岳久は、かつてヤスエと弾き語りで共演したエピソードを披露し、会場を笑いに包みました。さらに、この日先行販売されたヤスエの1stアルバム「東京」について触れ、「時代錯誤かもしれないけど、1枚のアルバムを形にして届けるのはカッコいい」と熱く語り、LOSTAGEの今後の活躍を誓いました。最後は、ヤスエへのメッセージとも受け取れる楽曲「瞬きをする間に」を披露し、会場全体を優しさに包みました。
PEDROの圧倒的なパフォーマンス
続いて登場したのはPEDRO。アユニ・Dは、冒頭からアグレッシブなステージングで観客を魅了し、その勢いを加速させていきます。「今日というめでたい日に愛を込めて」という言葉とともに届けられた「祝祭」や、田渕ひさ子のギターが唸る「EDGEOFNINETEEN」は、まさに圧巻。そして、「吸って、吐いて」では、ゆーまおのキックするバスドラムとアユニのグルーヴが完璧にシンクロし、会場は完全に熱狂の渦に。
アユニは、5曲を休みなく演奏した後、「音楽を長く続けるたくましさ、勇敢さに、心揺さぶられる時間」と語り、自身の音楽への情熱を表現しました。ハンドマイクで歌う「いたいのとんでけ」や、ラストに披露された「余生」にも、ヤスエへの深い思いが込められていました。
ヤスエでんじゃらすおじさんの感動的なステージ
ヤスエのライブを前に、会場内が暗転すると、「Y・D・O!」などの掛け声が響き渡ります。鍵盤や金管楽器も含む6人編成で「闇光」を演奏すると、ヤスエは「『環ル日々』へようこそ!最高のライブハウスに乾杯!」と力強く挨拶。会場はすでに熱気に包まれていました。
泥酔時のエピソードをMCで語り、「それがデフォルトで、ヤスエでんじゃらすおじさんの取扱説明書」と語るヤスエ。鍵盤が美しく響く「孤独と海」から、激しいギターサウンドの「終末論」へとつなげることで、その音楽性の幅広さを観客に印象付けました。「泡」ではバンドメンバーの没入感が際立ち、ヤスエ本人は淡々とギターを弾き、歌い続ける姿が、観る者の心を強く掴みました。
「歳を取ると死期が近付き、せっせとアルバムを作りました」と語り、環くんへの感謝を伝えたヤスエ。1stアルバムのタイトル曲「東京」を最後に歌唱し、「君と見た夢の続きを今も僕は東京で見たいだけさ」という歌詞が、会場全体をエモーショナルな空気で満たしました。
アンコールで披露された「再会」と、ヤスエからのメッセージ
アンコールでは、アルバム未収録の楽曲「再会」が披露されました。「逢おう、また逢おうぜ」と歌い、ヤスエは「いい夢、見てください。ヤスエでんじゃらすおじさんなんて、忘れてもいい。この夜の感覚だけを覚えていてくれたら」とメッセージを残し、最後に「乾杯!」と叫んで、熱狂的なライブを締めくくりました。
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