ブラックフライデーの主役は「日用品」へ!ファミマ調査が示す新たな消費トレンド
年々盛り上がりを見せる「ブラックフライデー」。これまで高額商品や限定品がお得に手に入る特別な日として認識されてきましたが、その消費者の意識に大きな変化が訪れていることが、
ファミリーマートが実施した最新のアンケート調査で明らかになりました。
全国の15歳~69歳の男女800人を対象に行われたこの調査では、消費者がブラックフライデーに求めるものが「日常的に使う商品の割引」に集中していることが判明。まさに「生活をより豊かに、そしておトクに楽しむ日」としての定着がうかがえます。
買いたい・買ったもの、上位は「日用品」「食品・飲料品」が席巻
ブラックフライデーで「買いたいと思う商品カテゴリー」を尋ねたところ、最も多かったのは
「日用品」で51.1%。次いで「食品・飲料品」が50.1%と、日常に欠かせない商品が上位を独占しました。
「趣味・娯楽関連」が30.1%、「ファッション製品」が28.4%、「家電」が26.5%と続きます。
実際に「購入したことがある商品カテゴリー」でも、この傾向は顕著です。
「日用品」が56.3%、「食品・飲料品」が54.6%となり、「買いたい」という意欲が実際の購買行動にもつながっていることが分かります。
ファミリーマートはこの結果を受け、「ブラックフライデーが高額商品や限定アイテムを狙う特別なイベントというよりも、日常で『生活をより豊かに、そしておトクに楽しむ日』として定着してきていることがうかがえる」と分析しています。
約7割が「日常使い品の割引」を期待!
ブラックフライデーに「期待すること」を尋ねると、驚くべき結果が出ました。
約7割にあたる69.9%が「日常的に使う商品の割引」と回答。これは圧倒的なトップです。
「ポイント還元やクーポン配布」が51.3%と続き、具体的な割引や還元を求める声が大きいことがわかります。
一方で、「限定商品や特別セットの販売」を期待する声は28.9%にとどまり、特別感よりも実用的なお得感を重視する消費者の心理が浮き彫りになりました。
「得だと感じる」のは、やはり日用品のセール
「ブラックフライデーの買い物で“おトク”に感じるのはどちらに近いか」という質問では、その傾向がさらに明確になりました。
「日常でよく使う食品や日用品が安く買える」と回答した人が70.1%に上り、「普段なかなか購入しない限定品がおトクに買える」の29.9%を大きく引き離しました。
この調査結果は、現代の消費者がブラックフライデーを単なるイベント消費ではなく、日々の生活コスト削減のための賢い買い物機会として捉えていることを強く示唆しています。
今後のブラックフライデー商戦では、実用性とコストパフォーマンスを重視した商品ラインナップやプロモーションが、より一層消費者の心をつかむカギとなりそうです。
□調査概要
・調査期間:2025年10月14~15日
・調査対象:全国の15歳~69歳の男女800人
・調査方法:インターネットリサーチ
・調査実施機関:楽天インサイト
・調査実施主体:ファミリーマート
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