H3ロケット8号機、打ち上げ直前に緊急停止!「みちびき5号機」搭載ミッションは延期に
12月17日に予定されていたH3ロケット8号機による準天頂衛星システム「みちびき5号機」の打ち上げが、打ち上げ17秒前に緊急停止となり、延期されました。カウントダウン中に突如途切れた音声と、動かなかったロケットの姿に、多くの人が驚いたことでしょう。
打ち上げ直前の異常とは?
JAXA(宇宙航空研究開発機構)によると、今回の緊急停止は「設備系にて異常が発生した」ためとのことです。具体的な異常の内容は現在調査中で、状況が分かり次第、改めて公表される予定です。打ち上げ関係者へのアナウンスで緊急停止が発令された後、JAXAは第一報を発表しました。
「みちびき5号機」とは?
今回打ち上げを予定していた「みちびき5号機」は、内閣府が整備を進めている準天頂衛星システムを構成する重要な測位衛星です。このシステムは、GPSなどの既存の衛星測位システムを補完し、より正確で安定した位置情報を利用可能にする目的で開発されています。現在運用中の5機に加え、今年度中にさらに1機が打ち上げられ、26年度からは7機体制となる見込みです。
今後の展望
今回の打ち上げ延期により、「みちびき5号機」の打ち上げスケジュールは未定となっています。JAXAは、異常の原因究明と対策を迅速に進め、早期の打ち上げを目指すとしています。今後の情報公開に注目が集まります。
今回のニュースについて、JAXAの公式ウェブサイトで詳細を確認できます。
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