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H3ロケット8号機、打ち上げ直前で緊急停止!原因は冷却水注水設備の異常

投稿日:2025年12月17日

2024年5月17日、H3ロケット8号機の打ち上げが、打ち上げ16.8秒前緊急停止となりました。種子島宇宙センターから予定されていた今回の打ち上げは、前回に続き延期となり、関係者やロケットファンを失望させています。

打ち上げ中止の理由

JAXA(宇宙航空研究開発機構)によると、打ち上げ中止の原因は冷却水注水設備の異常です。ロケットの噴流から射場やロケット本体、そして搭載されている準天頂衛星システム「みちびき5号機」を守るために重要な冷却水が、規定の圧力まで達しませんでした。そのため、自動的に緊急停止されたとのことです。

冷却水注水設備とは?

冷却水注水設備は、ロケット打ち上げにおいて欠かせない設備です。高温のロケット噴流から射場やロケットを守るだけでなく、発生する大きな音響を吸収し、衛星やロケットへの影響を軽減する役割も担っています。具体的には、水タンク内の水を窒素ガスで加圧し、ロケット噴流に注水することで冷却を行います。

ロケット本体への影響は?

JAXAの発表によると、H3ロケット本体みちびき5号機には、現時点では損傷は確認されていません。しかし、今回の異常がロケットに与える影響については、今後の詳細な調査が必要です。

今後の見通し

打ち上げ責任者の有田誠プロジェクトマネージャは、関係者やロケットを楽しみにしていた方々への謝罪とともに、「できるだけ早く再開したい」とコメントしています。しかし、冷却水注水設備の異常の原因究明には時間を要すると見られ、新たな打ち上げ日時現時点では未定です。

今回の状況を時系列で振り返る

・カウントダウンが進み30秒を切る
・打ち上げ17秒前付近でカウントダウンのアナウンスが途切れる
・打ち上げ時刻の午前11時11分00秒を過ぎても打ちあがらず
・JAXAから「緊急停止が発令された」とのアナウンス
・「設備系にて異常が発生したため、本日の打上げを中止」と発表

今回の打ち上げは、当初5月7日に予定されていましたが、ロケットの姿勢制御装置の不具合により延期されていました。今回の冷却水注水設備の異常により、H3ロケット8号機の打ち上げは、さらに遅れることになりそうです。今後のJAXAの調査結果と、新たな打ち上げ日時の発表に注目が集まります。

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