立憲・野田氏、高市内閣への不信任案を今国会は見送り「評価は時期尚早」
立憲民主党の野田佳彦代表は12日の記者会見で、高市早苗内閣への不信任決議案の提出について、現時点では見送る意向を表明しました。高市首相が就任して間もないこと、功罪を評価するには時期尚早であると判断した模様です。
高市内閣の評価は「見極めが必要」
野田代表は「10月に首相になって2カ月目に入った状況の中では、いろいろと失点じゃないかと思うこともあるが、逆に頑張っている部分もあるんじゃないか」と述べ、高市首相の政権運営を全面的に批判するのではなく、今後の動向を見守る姿勢を示しました。
一方で、参院で審議中の補正予算案については、「無駄遣いのないようにという観点からのチェックは、他の党よりも強くやっていかなければいけない」と強調し、野党としての役割を果たす決意を語りました。
党内からも慎重な意見
この決定は、党内からも慎重な意見が出ていたことが背景にあると見られます。安住淳幹事長も10日のユーチューブ番組で、高市首相の評価について「見極めるまで時間が必要だ」と述べていました。
今回の決定により、立憲民主党は今国会において高市内閣を追及する上で、不信任案という手段ではなく、予算案審議などを通じたチェックを強化していく方針です。
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