スマホ新法、本日施行!アプリの選択肢が広がるけど、セキュリティには要注意?
日本のスマホ保有率は9割を超え、私たちの生活に欠かせない存在となっているスマートフォン。本日12月18日から、スマホの利用ルールを大きく変える「スマホ新法」が全面施行されました。この法律は、これまでAppleとGoogleの2強体制だったスマホ市場に競争をもたらし、ユーザーの自由度を高めることを目的としています。しかし、その一方で、セキュリティリスクも高まる可能性があり、注意が必要です。
スマホ新法ってどんな法律?
スマホ新法、正式名称は「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」です。これまで、iPhoneならAppStore、AndroidならGooglePlayという、プラットフォームが提供するストアからしかアプリをダウンロードできませんでした。しかし、新法によって、これらのストア以外からもアプリをダウンロードできるようになります。
これにより、開発者にとっては、プラットフォームの審査に通る必要がなくなり、アプリを公開しやすくなります。ユーザーにとっては、選択肢が増え、より自分に合ったアプリを見つけやすくなるというメリットがあります。
アプリのダウンロード以外に何が変わる?
新法は、アプリのダウンロードだけでなく、アプリ内課金やブラウザ、検索エンジンの選択肢も広げます。
- アプリ内課金:これまでプラットフォーム側の決済システムを利用していましたが、外部サイトでの課金が可能になります。これにより、手数料が安くなるアプリが登場する可能性がありますが、安全性や信頼性の問題も懸念されます。
- ブラウザ・検索エンジン:初期設定のアプリに縛られず、ユーザーが自由にブラウザや検索エンジンを選択できるようになります。これにより、競争が促進され、サービスの質が向上する可能性がありますが、セキュリティ基準が異なるブラウザや、危険なサイトへのアクセスを許してしまう検索エンジンも出てくる可能性があります。
セキュリティ対策は?子どもや高齢者、デジタル苦手な人は特に注意!
スマホ新法によって、アプリの選択肢が広がることはメリットですが、同時にセキュリティリスクも高まります。特に、以下の点に注意が必要です。
- 信頼できないストアからのダウンロード:公式ストア以外からアプリをダウンロードする場合は、提供元が信頼できるかどうかを慎重に確認しましょう。
- 不審なアプリのインストール:身に覚えのないアプリがインストールされていないか定期的に確認しましょう。
- アプリの権限:アプリが要求する権限を確認し、必要以上に多くの権限を要求するアプリはインストールを控えましょう。
- 課金:外部サイトでの課金は、詐欺サイトの可能性もあるため、注意が必要です。
- フィルタリング:危険なサイトへのアクセスを防ぐフィルタリング機能を活用しましょう。
子どもや高齢者、デジタルに苦手意識を持つ方は、特に注意が必要です。家族や友人に相談しながら、安全なスマホの使い方を学びましょう。
まとめ
スマホ新法は、スマホ市場に競争をもたらし、ユーザーの自由度を高める可能性を秘めています。しかし、その一方で、セキュリティリスクも高まるため、注意が必要です。新法を理解し、適切な対策を講じることで、安全かつ快適にスマホを利用しましょう。
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