三谷幸喜ワールド全開!『もしもこの世が舞台なら』第3話:ヒヤヒヤと笑いが止まらない青春群像劇
フジテレビ系で放送中の菅田将暉主演ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』。脚本家・三谷幸喜が自身の経験を投影した、1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇が、第3話でさらに熱を帯びています。今回は、第3話のレビューと考察をお届けします!
三谷幸喜作品の魅力:ギリギリのバランスが生むヒヤヒヤ感
三谷幸喜脚本のドラマは、なぜこんなにも視聴者を惹きつけるのでしょうか?第3話も、まるで足元に電気コードが絡まり、ショート寸前のようなギリギリ感が魅力です。面白おかしい展開の中に潜む緊張感が、見ている人を飽きさせません。菅田将暉さんの力の入った眉が、今にも火を噴き出しそう!目が離せない展開が続きます。
WS劇場の危機とシェイクスピアへの挑戦
物語は、ストリップ劇場「WS劇場」がノーパンしゃぶしゃぶ店に変わってしまう危機に直面。それを阻止するため、ダンサーやスタッフたちが立ち上がり、演出家・久部(菅田将暉)の提案でシェイクスピア劇「夏の夜の夢」に挑戦することに。小劇団の舞台作りの裏側がリアルに描かれており、キャスティングから読み合わせ、立ち稽古まで、その過程は興味深いものばかりです。
神木隆之介演じる蓬莱の存在感
三谷幸喜本人を投影したキャラクター、放送作家の蓬莱を演じる神木隆之介さんの演技も光ります。飄々としているわけでもなく、淡々としているわけでもない、静かなる炎をメラメラ燃やすような存在感。小さな仕草の積み重ねでキャラクターを確立する、芸歴30年ならではの演技力に唸らされます。
市原隼人の新たな魅力!トニー安藤のオドオド感
今回の注目ポイントは、俳優・市原隼人さんの意外な一面!普段は見せない自信なさげなオドオドとした演技が、視聴者の心を掴んでいます。こもった声ながらも、一音一音はっきり聞こえる謎の滑舌も魅力。演じるトニー安藤は、無気力に見えて根はまじめな好青年。アンミカさんとの暑苦しいカップル設定も、今後の展開が楽しみです。
『もしもこの世が舞台なら』は、舞台作りの苦労や個性的なキャラクターたちの人間ドラマが詰まった、笑いと感動が詰まった作品です。ぜひ、この機会にチェックしてみてください!
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