山崎康晃が現状維持で契約更改、チームに“危機感”を訴え「戦える雰囲気ではない」
DeNAベイスターズの山崎康晃投手が18日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持で来季契約にサインしました。来季が6年契約の4年目となる右腕は、1軍ブルペンで感じた“違和感”を告白し、リーグ制覇に向けて選手の意識改革が必要だと訴えました。
外国人選手の抜けた投手陣への危機感
今季10勝を挙げたアンドレ・ジャクソン投手、9勝&防御率1.74のアンソニー・ケイ投手が抜けた先発陣の立て直しが急務となる中、山崎投手は「外国人が抜けて投手が手薄だという評価を僕らも感じている」と現状を認めました。その上で、「もっと自分たちにベクトルを向けないといけない。優勝をとりにいくことがどれだけ厳しいことなのかというところを、自分たちでもっと見ないといけない」と、危機感をあらわにしました。
日本一チームの“緩さ”を指摘
山崎投手は、2024年にセ・リーグ3位から日本一に輝いたチームの状況を振り返り、「昨年日本一になったときにチームを見ているメンバーがどれだけいたのか」と問いかけました。自身も不甲斐ない成績だったと反省しつつ、「大事な試合前に関係ない話をしている選手もいた。ずっと過ごすブルペンの中で、いい雰囲気というか、戦える雰囲気ではない、戦える環境設定ではなかった」と、1軍投手陣に緊張感が欠けていたことを指摘しました。
意識改革と守護神奪取への意欲
新体制となる来季に向けて、「そこは率先してなくしていきたい部分ではあります」と意識改革への決意を示しました。同時に、若手選手の成長にも期待しつつ、「絶対に曲げてはいけない部分、絶対にここだけは変えてはいかない部分」を見極め、発言力を持ってチームを良い方向に導きたいと語りました。
今季は自身最少の17登板にとどまり、防御率4.20、わずか1セーブに終わりましたが、「12月と1月、2月で任せてみようと思えるところまで上り詰めたい」と、守護神“奪取”への強い意欲を示しました。通算563試合登板の33歳右腕は、チーム一丸となっての逆襲を誓いました。
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