安倍元総理銃撃事件・山上徹也被告、意見陳述せず結審 検察は無期懲役求刑
2022年に発生した安倍元総理の銃撃・殺害事件で、被告の山上徹也氏の裁判員裁判が18日に結審しました。山上被告は、裁判の最後に意見を述べる機会があったにも関わらず、「ありません」と述べ、自身の意見を一切表明しませんでした。
裁判の終盤、緊迫したやり取り
裁判の最終段階で、裁判長から「最後に何か述べることはありますか?」と問われた山上被告は、裁判長の方を向いて首を振り、「ありません」と答えるにとどまりました。通常、この「最終陳述」では、被告が事件について自身の考えや反省などを述べることが一般的ですが、山上被告は沈黙を守り、裁判は閉廷しました。
検察と弁護側の主張
この日の裁判では、検察側が「無期懲役」という重い刑を求刑しました。一方、弁護側は、山上被告の背景や精神状態などを考慮し、「最も重くとも懲役20年」という刑を主張しました。今後の判決で、裁判員がこれらの主張をどのように判断するかが注目されます。
事件の概要
山上徹也被告は、2022年7月8日、奈良県奈良市で安倍元総理を演説中に手製の銃で撃ち、殺害した罪などに問われています。被告は、自身が所属していた宗教団体と安倍元総理の関係に不満を抱いていたと供述しており、計画的な犯行だったとされています。
この事件は、日本の政治に大きな衝撃を与え、社会全体に深い悲しみをもたらしました。今後の裁判の行方、そして判決が、事件の真相解明と再発防止につながることを期待します。
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