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安倍氏銃撃事件、山上徹也被告は最終意見陳述を拒否 検察は無期懲役求刑

投稿日:2025年12月18日

2023年7月18日、安倍晋三元首相銃撃事件で殺人などの罪に問われた山上徹也被告(45)の裁判が結審しました。山上被告は最終意見陳述で自身の意見を述べず、検察側は無期懲役を求刑しました。判決は来月21日に言い渡される予定です。

裁判の経緯と山上被告の態度

15回にわたる審理の最終日、検察側と弁護側の主張が終わり、裁判長から最終意見陳述の機会が与えられた際、山上被告は首を横に2回振り「ありません」と答えます。裁判長が再度確認しても、被告はうなずき、最終意見陳述をしない意思を明確にしました。

これまでの被告人質問では、「安倍氏の家族には何の恨みもない」「3年半つらい思いをさせたことを申し訳なく思っている」と謝罪していました。しかし、最終的に自身の言葉で意見を述べることはありませんでした。

検察側の主張:計画的で人命軽視な犯行

検察側は論告で、今回の事件を「戦後史で前例を見ない極めて重大な事件」と断じ、山上被告の犯行は「短絡的で人命軽視は甚だしい」と厳しく批判しました。また、襲撃対象が旧統一教会幹部から安倍氏に移った点について「論理的に飛躍がある」と指摘し、安倍氏に殺害される落ち度はなく、犯行は計画的であったと主張しました。

弁護側の主張:宗教被害と個人的な動機

一方、弁護側は、山上被告の犯行動機を旧統一教会による家族への影響、いわゆる「宗教被害」に起因するものと主張。被告の生い立ちや、家族が教団の高額献金で困窮したこと、そして兄が自殺したことなどが犯行動機と直結していると訴えました。弁護側は「政治的な目的ではなく、個人的な動機による犯行」であると強調し、「最も重くても懲役20年までにとどめるべき」と量刑の減軽を求めました。

事件の背景:旧統一教会と安倍氏の関係

山上被告は、旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)への恨みを抱いていました。当初は教団幹部を標的にしていたものの、安倍氏が教団の友好団体に好意的なビデオメッセージを寄せたことをきっかけに、安倍氏を新たな標的に変更。「旧統一教会に賛意を示す政治家の中で最も著名」とみなし、犯行を決意したとされています。

この事件は、旧統一教会と政治家の関係が改めて注目されるきっかけとなりました。今後の裁判では、山上被告の動機や量刑だけでなく、旧統一教会と政治の関係についても議論が深まる可能性があります。

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