演技直前に左肩脱臼!三浦璃来&木原龍一がSP首位発進!木原の言葉が背中を押した
フィギュアスケート全日本選手権第2日、ペアのショートプログラム(SP)で、三浦璃来選手と木原龍一選手(木下グループ)のペアが84.91点という驚異的なスコアで首位発進を果たしました。しかし、その裏には、演技直前に三浦選手が左肩を脱臼するという、まさに大ピンチが隠されていたのです。
演技前のまさかの事態
6分間の練習中に、三浦選手は今シーズン初めて左肩を脱臼。苦悶の表情を浮かべながらも、トレーナーの処置を受け、本番に臨みました。演技中にはスロージャンプで小さなミスがありましたが、それを乗り越えて見事演じきり、患部を押さえながら涙を流しました。
木原選手からのエール
SP前に、木原選手は三浦選手に「あなたはできる。ケガをしたことにフォーカスをするな」「ちゃんとエレメンツごとにしっかり集中して。いろんなことを考えるんじゃなくて、その一つ一つのことをまず考えなさい」と力強い言葉をかけました。このパートナーの言葉が、三浦選手の背中を押し、集中力を高めるきっかけになったようです。
過去の経験と決意
実は、三浦選手は昨季のグランプリファイナルの練習中にも肩を脱臼しています。そのため、今回の怪我にも動じることなく、「去年もその状態でやったので、あんまりその考えが思い浮かばなかった」と冷静に振り返りました。木原選手も「出るしかないので」と、諦めない姿勢を見せました。
フリーに向けて
既にミラノ五輪代表入りは決定済みですが、21日に行われるフリーに向けて、二人は慎重な姿勢です。三浦選手は「肩の状態をこれ以上悪くしないように。その中でも自分たちがやってきたことを確実に滑り切りたい」と意気込み、木原選手も「ケガなく終えたいなという思いだけ」と静かに語りました。
世界選手権2連覇を達成している“りくりゅう”ペアが、フリーでもその実力を発揮し、全日本選手権を締めくくることができるのか、注目が集まります。
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