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【いい夫婦の日】朝ドラが描いた「夫婦のかたち」の変遷!最新作『ばけばけ』から紐解く60年代の原点

投稿日:2025年11月22日

現在放送中の連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合)が多くの視聴者から好評を得ています。
本作は、小泉セツとその夫で作家の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルに描かれ、激動の明治時代を舞台にしています。
この世を「うらめしい」と感じていたトキ(髙石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)が出会い、怪談を通じて惹かれ合うことで、やがて夫婦に。
ささやかな幸せを積み重ねながら、人生を「うらめしい」から「すばらしい」へと「ばけ」させていく、という感動的な物語です。

さて、本日11月22日は「いい夫婦の日」
最新作『ばけばけ』だけでなく、「連続テレビ小説」では、これまでシリーズ64年、113作という歴史の中で、時代とともにさまざまな「夫婦」のかたちを描き続けてきました。
本稿では、朝ドラが刻んできた「夫婦の歴史」を振り返ってみましょう。

60年代は「ホームドラマ」中心、70年代で「職業路線」が加わる

朝ドラにおいて「ホームドラマ」は現在でも重要なテーマですが、草創期である1960年代の作品の多くは、文芸作品を原作としながらも、今よりもさらにホームドラマ色が強かったのが特徴です。
例えば、記念すべき第1作の『娘と私』(1961年度)や、60年代最後の作品『信子とおばあちゃん』(1969年度)といったタイトルからも、その傾向がうかがえます。

1970年代に入ると「女性の一代記」を描く作品が中心となり、女性の社会進出が盛んに叫ばれ出した70年代後半からは、朝ドラの重要な要素として「職業路線」も追加されることになります。
日本初の女性パイロットの一代記を描いた『雲のじゅうたん』(1976年度)や、漫画家・長谷川町子の姉をモデルに、姉妹で出版社を立ち上げるヒロインの奮闘を描いた『マー姉ちゃん』(1979年度前期)などが大きな話題となりました。

国際結婚を描いた朝ドラの先駆けは?

そして、70年代後半には、大正時代にドイツ人の夫と共に神戸でパン屋を開業し、戦後もひとりでパン作りに専念しながら夫の帰国を待つヒロインの物語、『風見鶏』(1977年度後期)が放送されました。
実はこの作品こそが、やがて『マッサン』(2014年度後期)や現在放送中の『ばけばけ』へと続く「国際結婚の夫婦を描いた朝ドラ」の初めての作品だったのです。

時代とともに変化する社会情勢や価値観を反映し、常に多様な夫婦のあり方を描いてきた連続テレビ小説。
これからも、私たちに多くの感動と共感を与えてくれる、新たな「夫婦のかたち」を描き続けてくれることでしょう。

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