ジャンボ尾崎さん死去、ゴルフ界に大きな衝撃…94勝の伝説が幕を閉じる
男子ゴルフ界のレジェンド、尾崎将司さんがS状結腸がんのため、78歳で死去されました。親族が24日に発表しました。「ジャンボ尾崎」の愛称で親しまれた尾崎さんは、国内プロツアーで最多の94勝を挙げ、ゴルフ界に大きな足跡を残しました。
圧倒的な強さでゴルフ界を牽引
日本ゴルフツアー機構(JGTO)の諸星裕会長は、突然の訃報に深い悲しみを表し、「ゴルフ界は、あまりにも偉大過ぎる方を失ってしまいました」とコメントを発表しました。尾崎さんの活躍は1970年代から2000年代を超えて続き、圧倒的な強さで男子プロゴルフ界を長きにわたり牽引しました。
諸星会長は、尾崎さんの驚異的な記録を次のように語っています。
- ツアー勝利数:94勝
- 賞金王:12回(うち5回連続)
- 連続優勝:15年
- 最年少優勝:55歳241日
- 連続賞金シード資格:32年
- エージシュート:66歳で62ストローク
記録だけでなく、強烈なキャラクターも多くのファンを魅了しました。
後身の育成にも尽力
第一線を退いた後も、尾崎さんは後身の育成に力を入れ、近年ではその成果が大きく開花しています。諸星会長は、尾崎さんの遺志が間違いなく引き継がれていくと語りました。
谷原秀人選手会長も追悼
ジャパンゴルフツアー選手会の谷原秀人会長も、深い悲しみを表明し、「ジャンボさん、と呼ばせていただきます。ジャンボさんには僕がプロ転向してすぐの頃から、とてもかわいがっていただきました」とコメントしました。
谷原会長は、2003年の「マンダムルシードよみうりオープン」で尾崎さんを逆転して初優勝した時のことを振り返り、「なんだか急に一人前になれた気がして、胸が震えるほど嬉しかったことを、今でも覚えています」と語りました。
ジャンボ尾崎さんの死は、ゴルフ界にとって計り知れない損失です。その功績と情熱は、永遠にゴルフファンに語り継がれることでしょう。
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