東京株式、小幅な上下動で取引終盤–半導体株に買い、休暇前で慎重な姿勢も
24日の東京株式市場は、クリスマス休暇を控えた投資家心理から、積極的な買いは手控えられ、小幅な上下動となりました。日経平均株価は一時的に上昇しましたが、午後は値を消し、取引を終えました。
午前中の動向:半導体株が牽引する小幅高
午前中は、半導体関連株の一角に買いが入り、日経平均株価は前日比68円55銭高の5万0481円42銭と小幅に上昇しました。しかし、東証株価指数(TOPIX)は8.34ポイント安の3414.91と弱含み、相場全体の方向感は定まりませんでした。プライム市場では、42%の銘柄が値上がりし、52%が値下がりと、分化が鮮明でした。
午後の動向:利益確定売りも
午後は、海外勢のクリスマス休暇を前に「新たな買いポジションを取る投資家は少ない」(大手証券)との声も聞かれ、徐々に利益確定売りが広がり、日経平均株価は値を消す展開となりました。プライム市場では6割を超える銘柄が値下がりしています。
業種別動向
業種別株価指数では、非鉄金属、石油・石炭製品、陸運業などが上昇しました。一方、保険業、銀行業、輸送用機器などは下落しました。スタンダード市場のTOP20は下落しましたが、グロース市場のグロース250、グロースCoreは上昇しました。
市場関係者の見解
市場関係者は、「今日は半導体株が主体となって相場を動かす展開になりそうだが、薄商いのため、日経平均はあまり大きく動かない可能性がある」(大手証券)と分析しています。薄商いの中で、半導体株の動向が注目される展開となりました。
今後も、クリスマス休暇を控えた慎重な投資姿勢が続く可能性があります。市場の動向に注意が必要です。
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