作家・椎名誠が語る、300冊の著作と冒険に満ちた人生「粗製濫造の極地」も自覚しつつ
作家・写真家・映画監督として幅広い活動を続ける椎名誠さんが、TOKYOFMのラジオ番組「日本郵便SUNDAY’SPOST」にゲスト出演。旅と酒、創作、そして人生観について語りました。
300冊の著作について「粗製濫造の極地」
椎名誠さんは、これまでに300冊もの著作を発表してきたことについて、「粗製濫造の極地ですね」と自嘲気味に語りました。しかし、その裏には飽くなき創作への情熱が隠されているようです。現在も毎日お酒を飲み、最新刊「続々失踪願望。病み上がり乾杯編」(集英社)を刊行するなど、創作活動を続けています。
「5万本」のビールと変化するライフスタイル
これまで飲んだビールの数が「5万本」と紹介されましたが、椎名さんは「デタラメですよ」と笑います。現在は缶ビール3本ほどに減ったものの、毎日欠かさずお酒を嗜む習慣は健在。年齢を重ねた今の自然体な姿が垣間見えました。
旅の原点は「国道246号の100メートルくらい」
旅の原点について尋ねられると、椎名さんは意外にも「国道246号の100メートルくらい」と回答。世田谷で育った幼少期、近所を歩き回った経験が、最初の冒険だったと語りました。「道路の向こう側が未知の世界ですからね」という言葉には、旅人としての原点が凝縮されています。
人生を変えたパタゴニアの船旅
数ある旅先の中で、特に印象に残っている場所として椎名さんが挙げたのは、南米のパタゴニアです。広大な自然の中で、様々な経験をし、「いろんなことがあって悲しかったし、船の甲板で泣いていましたよ」と当時を振り返りました。海軍の軍艦に乗ってマゼラン海峡を進むという、予測不能な旅だったことも明かされました。「明日どこにいるかわからないような旅だったので痺れましたけど、(今にして振り返ると)よかったですね」と語り、予定調和ではない旅への強い憧れを語りました。
この放送は、TOKYOFMの「日本郵便SUNDAY’SPOST」で12月14日(日)に放送されました。詳細は
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