お台場「イマーシブ・フォート東京」来年2月28日閉業へ!運営の「刀」が苦渋の決断
2024年3月にオープンしたばかりのお台場にある体験型テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が、来年2月28日に営業を終了することが発表されました。運営するマーケティング会社「刀」は、施設の規模が過大だったことを理由に、苦渋の決断に至ったとしています。
「完全没入体験」が人気を集めたテーマパーク
「イマーシブ・フォート東京」は、映画の世界観を再現した没入感あふれるアトラクションが特徴。人気推理小説「シャーロック・ホームズ」の世界を体験できる「ザ・シャーロック―ベイカー街連続殺人事件―」や、チームで協力してミッションに挑む体験など、多様なコンテンツを提供していました。
かつて「ヴィーナスフォート」があった場所に誕生し、話題を集めましたが、運営する「刀」は、当初の想定とは異なる顧客ニーズの変化が今回の閉業につながったと説明しています。
当初の計画とのずれが原因
「刀」によると、当初は大人数を対象としたライトな体験が中心となることを想定していましたが、実際には人数を限定したディープな体験への需要が強く、業態変更も試みたものの、施設の規模とのバランスが取れなかったとのことです。
森岡毅CEOのコメント
「刀」の森岡毅・代表取締役CEOは、「苦渋の決断をいたしました。未踏の領域に挑む中で、多くの熱狂的な体験を生み出し、貴重な知見を得られた一方で、財務面を含め当初計画との大きな乖離が生じた事実は、経営者として重く、真摯に受け止めております」とコメントを発表しています。森岡氏は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン再建の立役者としても知られています。
今回の閉業は、体験型エンターテインメントの新たな挑戦が、必ずしも成功するとは限らないことを示す事例となりました。今後の「刀」の新たな展開に注目が集まります。
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