12月28日（日）に中山競馬場で開催される有馬記念（G1、芝2500メートル）。今年8月をもってフジテレビを定年退職した青嶋達也アナウンサー（60）に、このビッグレースの仮想実況を依頼！臨場感あふれるレース展開を想像できる、熱いテキスト実況をご紹介します。

枠順確定！気になる展開の鍵は？

25日に確定した枠順をもとに、青嶋アナがレースを読み解きます。逃げ馬の戦略、各馬のポジション取り、そしてラストスパートの行方…。展開の鍵を握るポイントをチェックしておきましょう。

青嶋達也アナの仮想実況：レースを追体験！

冬の日差しが降り注ぐ中山競馬場。馬場状態は「良」でグランプリを迎えます。コーナー6つ、坂2回。16頭の競走馬たちが、それぞれの想いを胸にスタートラインへ。

好スタートを切ったのはレガレイラ！一昨年スターズオンアースを彷彿とさせるロケットスタートです。アドマイヤテラも好発進。先行争いはミステリーウェイが積極的に。武豊騎乗のメイショウタバルも2番手に位置取り、ダノンデサイルは6、7番手で様子見。3歳馬ミュージアムマイルは控えた位置からレースを進めます。

最初のホームストレッチ。大観衆を前に、選ばれし16頭が華麗な一団を形成。ミステリーウェイがペースメイク。メイショウタバルが追走し、その後ろにエルトンバローズ、エキサイトバイオ、マイネルエンペラー、タスティエーラ、シンエンペラー、ダノンデサイルらがひしめき合います。レガレイラはダノンデサイルをマーク。後方にはコスモキュランダ、ミュージアムマイル、ジャスティンパレス、サンライズジパング、シュヴァリエローズ、アラタといった面々がいます。

緊迫の第3コーナー！仕掛けのタイミングは？

2度目の第3コーナー手前、「有馬ポイント」でレガレイラが動き出した！戸崎騎乗のダノンデサイルも追随し、プレッシャーをかけます。馬群が凝縮し、ミステリーウェイは苦しくなり始めるか。メイショウタバルが先頭に立つと、レガレイラ、ダノンデサイルも射程圏内に。アドマイヤテラ、ジャスティンパレス、ミュージアムマイルも猛追を始めます。

ラスト直線、激戦のゴォール！

最後の直線！メイショウタバルが粘り強く先頭をキープ。ダノンデサイルが迫り、レガレイラも追いつく。シンエンペラー、アドマイヤテラ、ジャスティンパレス、ミュージアムマイルも食らいつく！並んだ、並んだ、これは大接戦！

大接戦のゴーーール！！！

青嶋アナウンサーの熱い実況は、まさに「大接戦ドゴォーン！」。ウオッカがダイワスカーレットにわずか2センチ差で先着した2008年の天皇賞・秋で生まれた名フレーズです。今年の有馬記念も、最後まで目が離せない激戦となりそうです。

青嶋達也アナウンサーは現在、BSフジの「BSスーパーKEIBA」、さくらんぼテレビの「Newsイット！やまがた」のキャスターとしても活躍されています。