トケマッチ元代表、ドバイ逃亡から逮捕!高級腕時計詐欺事件の全貌と国際捜査の裏側
高級腕時計のシェアリングサービス「トケマッチ」を運営していたネオリバースの元代表、小湊敬経済こと福原敬経済容疑者(44)が、詐欺容疑で警視庁に逮捕されました。サービス終了後、容疑者はドバイに逃亡していたのですが、その行方は国際的な捜査協力によって明らかに。
トケマッチ事件とは?
トケマッチは、高級腕時計を気軽にシェアできるサービスとして人気を集めましたが、2024年1月に突如としてサービスを終了。預けられた腕時計を勝手に売却したとして、運営会社の元代表である福原容疑者と元従業員が詐欺容疑で逮捕されました。
ドバイに逃亡した元代表
サービス終了と同時に、福原容疑者はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに逃亡。日本から約8千キロ離れた中東の国は、年間を通して温暖な気候と高層ビルが立ち並ぶ近代的な都市として知られています。ドバイは、日本からの渡航時間も約10~12時間と比較的アクセスしやすい場所です。
国際捜査の難航と協力
日本とUAEの間には犯罪人引き渡し条約が結ばれていないため、福原容疑者の身柄引き渡しは容易ではありません。しかし、警察庁によると、ICPO(国際刑事警察機構)ルートや外交ルートを通じて捜査共助・協力が求められるケースが年間1千件以上あります。2024年には、UAEを含む外国への捜査共助・協力の要請がICPOルートで1169件、外交ルートで625件に上ります。
過去の事例とドバイの姿勢
過去にも、元参院議員がドバイに滞在中に逮捕状が出された事例があります。この際も、外務省が旅券返納命令を出したり、警察庁がICPOに国際手配を要請したりしましたが、最終的には本人が帰国して逮捕に至りました。捜査関係者によると、ドバイは犯罪者をかくまうと受け止められるのを嫌がり、適切な資料があれば日本の捜査に積極的に協力する姿勢を示しているとのことです。日本の捜査機関への信頼も厚いとされています。
今後の展開
今回の福原容疑者の逮捕は、国際的な捜査協力の重要性を示すとともに、ドバイが犯罪者をかくまない姿勢を改めて示したと言えるでしょう。今後の裁判で、事件の全容が明らかになることが期待されます。
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