【福島記念】ニシノティアモが圧巻の4連勝で重賞初制覇!津村騎手と掴んだ歓喜の瞬間
ニシノティアモが好位から抜け出し快勝!福島記念G3を制す
11月22日に福島競馬場で開催された「福島記念・G3」は、2番人気のニシノティアモ(牝4歳、美浦・上原佑厩舎)が鮮やかな好位からの抜け出しを決め、待望の重賞初勝利を飾りました。
鞍上には津村明秀騎手を迎え、復帰戦から破竹の4連勝。見事な復活劇で、会場は大きな歓声に包まれました。
レースは序盤、8歳馬バビットが主導権を握り、前半5ハロンを61秒1のスローペースで進む展開。ニシノティアモは道中2番手で冷静に流れに乗って追走しました。勝負どころの4コーナーでは、津村騎手がまだ余裕たっぷりの手応えで仕掛けを開始。外から猛追する1番人気エコロヴァルツらを全く寄せ付けず、そのまま力強く押し切ってゴール板を駆け抜けました。
2着にはエコロヴァルツ、3着には7番人気のパレハが入線。3連単は1万4530円の配当となりました。
驚異の復活劇!ノドの手術乗り越え本格化を証明
ドゥラメンテ産駒のニシノティアモは、昨秋に7か月半の長期休養を経験。その間にはノドの手術を受けるという困難を乗り越えてきました。今年6月に戦列に復帰した際はまだ1勝クラスの立場でしたが、復帰戦から津村騎手とのコンビで驚異的な4連勝を達成。
特に今回の福島記念での勝利は、長期休養と手術を経て、馬が完全に本格化したことを強く印象づける内容となりました。まさにドラマチックな復活劇と言えるでしょう。
津村騎手「来年もっと大きいところを狙いたい」と夢を語る
殊勲の津村騎手は、レース後のインタビューで「競馬前もいい雰囲気でいけました。レースプランとしてある程度流れに乗っていきましたが、これならと思って2番手まで押し上げました。レース展開としても楽でしたし、折り合って行けて手応え十分だったので自信を持っていきました」と、レース運びを冷静に振り返りました。
さらに、パートナーの成長には目を見張るものがあるようで、「本当にこっちがビックリするくらいの勢いで馬が良くなっていますし、これは来年もっと大きいところを狙いたいなと思えるくらいの強さでした」と、その潜在能力に舌を巻きました。
「久しぶりに福島で重賞を勝ててとてもうれしいですし、この馬自身もまだまだ夢が広がるようなレースができたので、人馬ともにこれからも応援してください」と、今後のさらなる大舞台での飛躍に期待を込めました。
ニシノティアモと津村騎手のコンビから目が離せません。
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