テイエムオペラオー:世紀末の覇王が有馬記念で成し遂げた伝説
今年で70回目を迎える「有馬記念」開催を目前に、Youtubeチャンネル「テレビ東京競馬チャンネル」では、競馬界のレジェンドたちに「思い出の有馬記念」を深掘りする企画が進行中。その中で、和田竜二騎手が自身の記憶に残るレースとして2000年の有馬記念を挙げ、話題を呼んでいます。
テイエムオペラオーと和田竜二の出会い、そして伝説への第一歩
テイエムオペラオーは、デビューから和田竜二騎手とのコンビで、その才能を開花させていきました。3歳の春には毎日杯で重賞初制覇を飾り、皐月賞では後方から驚くべき末脚で差し切り、GⅠ初制覇を達成。アドマイヤベガ、ナリタトップロードとの激しい三つ巴の戦いは、競馬ファンを熱狂させました。
挫折と成長、そして完全制覇への道
皐月賞制覇後、テイエムオペラオーはなかなか勝利を重ねられませんでしたが、ダービー3着、菊花賞2着と常に上位に食い込む健闘を見せました。しかし、確勝を期したステイヤーズSも2着と、あと一歩のところで勝利を逃し、有馬記念でも3着に終わりました。
4歳で覚醒!前人未到の7連勝と古馬中長距離GⅠ完全制覇
4歳となった2000年、テイエムオペラオーは目覚ましい成長を見せます。年明け緒戦の京都記念でナリタトップロードを下し、続く阪神大賞典も勝利。天皇賞(春)では危なげないレース運びでGⅠ2勝目をマークしました。勢いは止まらず、宝塚記念でグラスワンダーとの激戦を制し、秋には京都大賞典をノーステッキで楽勝。天皇賞(秋)、ジャパンCも制覇し、破竹の7連勝を達成。誰も成し遂げたことのない古馬中長距離GⅠ完全制覇に挑むこととなりました。
世紀末の覇王、有馬記念でその名を刻む
和田竜二騎手は、勝利の喜びよりも、自身の騎乗技術では勝てなかったと語り、あくまでもテイエムオペラオー自身の力で勝利を掴んだことを強調しています。テイエムオペラオーが有馬記念でどのようなレースを見せるのか、そして、その伝説がどのように完結したのか、競馬ファンにとって忘れられないレースとなりました。
2025年の有馬記念も、キャプテン渡辺の自腹予想など、見どころ満載でお届けします。お楽しみに!
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